旅行雑誌を開くと必ず載っているカナダの大自然と常夏の島ハワイのビーチ。どちらも日本にはない魅力がたくさん。今回の旅行はカナダにして、また貯金してからハワイに行こう!
きっと大多数の人はそう思うのではないでしょうか?
そんなあなたに提案です。ANAマイルまたはJALマイルを使って1回の旅行でカナダとハワイ両方満喫しちゃいましょう!
カナダの大自然を肌で感じ、日本に帰国する前にハワイに立ち寄りリラックスするそんなバケーションをマイルで簡単に特典航空券が取れることをご存知でしたか?
この記事では1回の旅行でカナダとハワイ両方に訪れるという贅沢な特典航空券をどやったら予約できるか紹介したいと思います。
バックグラウンド
実はこのカナダの大自然を満喫した後にハワイでリラックスという贅沢なバケーションのアイデアを教えてくれたのは、カナダのロッキー地区で貸切専門の観光ツアー会社CCSを経営している森田さんでした(CCSウェブサイトはこちら)
このブログで「みんなの友達紹介リンクをブログに掲示しよう」と提案して真っ先に協力してくれたのが森田さんでした。もちろんこのブログにたどり着いたということは、森田さんもマイルを貯めるのが好きなのです!マイルが好きでツアー会社経営していると聞いてついつい色々質問してしまいました(汗)
森田さんの会社は1人1人のスケジュールや希望に合わせたプライベートツアーを提供しています。カナダに来た大勢の観光客の一部として決まった時間に決まった場所に連れて行く団体ツアーとは正反対で、1人1人のニーズに合わせてスケジュールも組んでくれます。このこだわりの仕事の根本にある考えは、
「一生の思い出に残るようなツアーにしたい」
「何度でもリピートしたい・・・と思ってもらえるツアーにしたい」
森田さんのこの思いが通じ今では20%のお客様がリピーターなんだそうです。それに、加え貸し切りツアー社になってから今までクレームは1件ももらったことがないという何とも素晴らしいカスタマーサービスを提供しておられます。
我が家はほんの数日でしたが過去にバンクーバーに旅行しました(その他にもカルガリー、エドモントン、モントリオールにも行きました)。その時見た景色は言葉を失うぐらいの美しさ。そんな経験もありカナダに機会があればまた行ってみたいなーとは思ってはいました。
しかし今まで取り上げたマイルの利用方法は、主にアメリカ⇔日本、アメリカ⇔ハワイがほとんどでした。なので今回いい機会だと思いカナダバージョンを書いてみたいと思い、この記事を書いています。
この記事のターゲットは、日本に住んでいる人でカナダまたはハワイにANAマイルかJALマイルを使って旅行したいと思っている人です。
森田さんお勧めのカナダ+ハワイ旅行、どのようにマイルを使えばできるのか紹介します!
ANAマイルでカナダ&ハワイ
森田さんによると特典航空券を購入して森田さんを訪れる人のほとんどはANAマイルを使うそうです。エアカナダはANAと同じスターアライアンスなので確かに納得ですよね。
ほとんどの人は
羽田―バンクーバーのANA便で到着後、ジャスパーまでVIA鉄道に乗り、その後バンフ、カルガリーで大自然を楽しんだ後、
①カルガリーから日本に帰る
②バンクーバー⇔カルガリーの往復チケットを別に購入しカルガリーで大自然を楽しんだ後に、バンクーバーから日本へ帰る
③オーロラを見にイエローナイフに行く経由地カルガリーで観光し、オーロラを満喫後日本へ帰る
というパターンがほとんどだそうです。ちなみに①と②のルートが反対バージョンもあるそうです。
①~③にハワイ旅行を付け加えるにはどんなルートにしたらいいのか?そしてどれぐらいマイルが必要なのか?
ANA特典ルールの「ストップオーバー」と「オープンジョー」を利用するととても簡単にできてしまいます。
ANAマイルを使えばスターアライアンスのANA,エアカナダ、ユナイテッド運行便の特典航空券に搭乗できます。カナダの帰りにハワイに立ち寄るにはアメリカ本土からハワイに行く便に乗る必要があるのでどうしてもユナイテッドかエアカナダに乗る必要があります。
つまりANA特典ではなく、ANA提携航空会社特典チャートを使うことになります。
ANA特典ガイドで以前説明した通り、日本⇔北米の往復はANA特典チャートでエコノミーで40000マイル。ビジネスで75000マイル。
日本⇔ハワイをANA特典チャートでしようと思うと往復でエコノミーが35000マイル、ビジネスが60000マイル。
つまり、ANA運行便でカナダとハワイを別々に旅行しようと思うと往復でエコノミー95000マイル、ビジネスだと135000マイル必要です。
それがANA提携航空会社特典チャートだとカナダ&ハワイ旅行はエコノミーで60000マイル、ビジネスで95000マイル。つまり一気に旅行してしまったほうが必要マイル数は30-40%ほど少なくてすみます。
往路は3パターン考えられます。往路目的地がバンクーバーかカルガリーかイエローナイフかです。
バンクーバー着の場合バンクーバーで旅行をしてからバンフ&カルガリー方面への旅行も可能です。ジャスパーまでVIA鉄道で移動可能です(詳しいことはぜひCCS森田さんにお尋ねください)
バンクーバー着のメリット:ANA便。バンクーバーに滞在できる。
バンクーバー着のデメリット:旅行のメインがバンフ&レイクルイーズだと移動に時間がかかる。
A)羽田→バンクーバー(ANA)
または
成田→バンクーバー(エアカナダ)
カルガリー着の場合はバンフ&エレイクルイーズが比較的近く便利です。
カルガリー着のメリット:カルガリー周辺での観光に時間をたくさん費やせる。成田から直行便がある。
カルガリー着のデメリット:カルガリーまではANAでなくエアカナダ
B)成田→カルガリー(エアカナダ)
ANAマイルを使って旅行するならANAに乗りたいと思う人も多いかと思いますが、エアカナダも悪くありません。それにカナダに行くならエアカナダに乗るのも旅行の気分が盛り上がるかもしれません。
イエローナイフでオーロラを見るツアーに参加する人は、乗り継ぎ地カルガリーで時間があるのでその時間を使ってカルガリー観光を楽しむのもお勧めです。
C)成田→カルガリー(エアカナダ)→イエローナイフ
復路は2パターン考えられます。カルガリー発かバンクーバー発です。そこからハワイでストップオーバーしハワイでバケーションを楽しんだあと日本帰国という旅程です。
D)バンクーバー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
バンクーバーからホノルルまではエアカナダの直行便が便利です。万が一バンクーバーからホノルルまでの直行便に空席がない場合(ほとんどの場合は見つかります)はユナイテッドのハブ空港(サンフランシスコ、ロス、またはシカゴ)を経由してホノルル入りという様になります。
E)カルガリー→ハブ空港―ホノルル(ストップオーバー)→日本
カルガリーからエアカナダのハブ空港バンクーバー経由でホノルル、またはユナイテッドハブ空港(サンフランシスコ、ロス、またはシカゴ)経由でホノルルに行くという感じになりますね。
Cでイエローナイフに旅行する人はイエローナイフからEのルートを使ってホノルルにストップオーバーは残念ながらできません。理由は海外での乗換えが3回(カルガリー、ハブ空港、ホノルル)となってしまい↓、特典ルール対象外だからです。
復路:イエローナイフーカルガリーーハブ空港→ホノルル(ストップオーバー)→日本
しかしこのように↓すればホノルルにも滞在可能です。
往路:成田→カルガリー(エアカナダ)→イエローナイフ
イエローナイフ→カルガリー
復路:カルガリー→ハブ空港→ホノルル(ストップオーバー)→日本
コツはイエローナイフからカルガリーまでのチケット別途で購入すること。すると復路はカルガリーから出発でホノルルにもストップオーバーで滞在可能です。海外乗り換え2回(ハブ空港&ホノルル)でルール内です。
この場合のメリットはイエローナイフ、カルガリー、ホノルルの3都市に滞在できること。
デメリットはイエローナイフからカルガリーまでは別々のチケットとして扱われるので預け荷物費用とチケット代がかかることです。
往路でバンクーバー着(A)でバンクーバー周辺観光とバンフ周辺を観光したい場合、帰りはカルガリー発のEを組み合わせれば完璧です。するとわざわざばカルガリーからバンクーバーに戻る必要がなくなります。
A)羽田(成田)→バンクーバー
E)カルガリー→ハブ空港→ホノルル(ストップオーバー)→日本
上記のルートが可能な理由はオープンジョーを使えるからです。往路目的地(バンクーバー)と復路出発地(カルガリー)が異なっても同一エリアであるのでANAマイルを使ってできてしまいます。
同じようにBとDを組み合わせることも可能です。上記(A+E)と反対のパターンですね。
B)成田→カルガリー(エアカナダ)
D)バンクーバー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
もちろんバンクーバー着(A)&バンクーバー発(D)やカルガリー着(B)&カルガリー発(E)の組み合わせでも可能です。
JALマイルでカナダ&ハワイ
JALマイルを使ってでもカナダ&ハワイ旅行が可能です。しかもANAマイルとほぼ同じぐらいのマイル数でできます。JAL特典ルールはJAL特典チャート完全攻略ガイドを参考にしてください。
JAL特典チャートは飛距離ベースですので、旅行のルートにもよりますがエコノミー往復だと60000-70000マイル。ビジネスクラスでの旅行だと110000マイルぐらいでカナダとハワイ両都市の大自然を体験できます。
JALとWestjetが提携パートナーなので不自由なくカナダへの旅行ができます。
JALマイルの最大の弱点は日本からカルガリーの直行便に乗れないことです。しかしANAマイルに比べるとカナダからホノルルへは行きやすいと思います(アラスカ航空とWestjetがJALのパートナーだから)。そしてJAL特典の最大の強みはストップオーバーがたくさんできること!つまり、ホノルル以外にも滞在できるということです。
JALマイルを使い日本からカナダに行くには色々ルートがありますが、ロス経由かバンクーバーの直行便が便利です。
AA)成田→バンクーバー(JAL)
上記AAのルートだとJAL運行便ですがバンクーバーまでしか行きません。つまりカルガリーに行きたい場合はバンクーバーからWestjetを乗りカルガリーまで飛ぶか、ジャスパー列車に乗るかの2パターン。
AAルートのメリット:JAL運行便。
AAルートのデメリット:バンクーバー以外の空港に行きたい場合は乗換えが必要
BB)成田または関空→ロス(JALまたはアメリカン)→バンクーバーまたはカルガリー
BBのルートはロスを経由してバンクーバーまたはカルガリーへ行くことができます。
BBルートのメリット:JAL運行便。特典の空席がAAルートに比べて多め。
BBルートのデメリット:バンクーバーに行くにも乗換えが必要
復路はカルガリー発でもバンクーバー発でもホノルルまでWestjetの直行便があります。JALとWestjetが提携パートナーなのでJALマイルを使いWestjet運行便に乗ることが可能。
CC)カルガリーまたはバンクーバー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
ストップオーバーをシアトルですることも可能です。理由はJALとアラスカ航空が提携パートナーだから。なので例えばこんな↓ことも可能。
DD)カルガリーまたはバンクーバー→シアトル(ストップオーバー)→ホノルル(ストップオーバー)→日本
DDのようにすることで、カルガリーまたはバンクーバー、シアトル、ホノルルの3都市で滞在が可能です。
往路バンクーバー着(AA)でバンクーバー周辺観光とバンフ周辺を観光したい場合、帰りはカルガリー発のCCを組み合わせれば完璧です。
AA)成田→バンクーバー(JAL)
CC)カルガリー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
合計飛距離マイル=11590マイル=エコノミー60000マイル(ビジネス110000マイル)
往路カルガリー着(BB)でバンクーバー周辺観光とバンフ周辺を観光したい場合、帰りはバンクーバー発のCCを組み合わせれば完璧です。
BB)成田または関空→ロス(JALまたはアメリカン)→カルガリー
CC)バンクーバー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
合計飛距離マイル=13160マイル=エコノミー70000マイル(ビジネス110000マイル)
カルガリー着でバンフ周辺を楽しみ、カルガリー発ハワイ行きの場合はこんな感じのルートになります。
BB)成田または関空→ロス(JALまたはアメリカン)→カルガリー
CC)カルガリー→ホノルル(ストップオーバー)→日本
合計飛距離マイル=13580マイル=エコノミー70000マイル(ビジネス110000マイル)
もしホノルルの前にシアトルでスタバ1号店に立ち寄りたければ、シアトルでストップオーバーを使えばできます。もちろんカルガリーではくバンクーバー発着の旅程にしたければ同じようにできます。
BB)成田または関空→ロス(JALまたはアメリカン)→カルガリー
CC)カルガリー→シアトル(ストップオーバー)→ホノルル(ストップオーバー)→日本
合計飛距離マイル=13582マイル=エコノミー70000マイル(ビジネス110000マイル)
結論
カナダとハワイ同時に1回の旅行でしてしまう大自然満喫できる旅行をANAマイルとJALマイルを使ってできることを紹介しました。
カナダ=エアカナダ=スターアライアンスマイル=ANAマイルのほうがJALマイルを使うよりもいい
と思ってしまいがちですが、実際にルートを調べてみるとJALマイルはストップオーバーもANAマイルを使った特典よりもでき、Westjetと提携パートナーなので実はとても便利です。
カナダからホノルルまでもWestjetでの直行便があるので空席も見つけやすいです。JALはアラスカ航空とも提携パートナーなので、アラスカ航空を使ってハワイに行くこともできます。アラスカ航空の特典航空券は空席が多く比較的予約しやすいのでこの点においても便利です。
JALとANAマイルどちらを使ってもカナダにスムーズに旅行できます!カナダの大自然を満喫した後、帰りにハワイでリラックスして日本に帰るという何とも贅沢な旅行もJALマイルとANAマイルを使えば簡単にできます!
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