(2017年2月17日にアップデートしました)
さてマイレージアカウントも登録が済んで、マイルを貯める気が満々ですか??じゃーとりあえずクレジットカード作ってみよう!と思うのが普通の人の反応ですが、実際にクレジットカードを作る前にすることがもう一つあります。
バックグラウンド
これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください。
クレジットカードというのはみんなが作れるものではありません。収入があればいいというわけではないのです。クレジットカードを作るにはクレジットスコアがよくないと作れません。
クレジットスコアはその人の経済的な信頼度を数字で表したものと理解するといいと思います。スコアが高ければ高いほど支払い能力があり、支払いも期日以内にしているという証拠です。
クレジットカード会社はクレジットカードを使うだけ使って支払いをしない人にクレジットカードを発行しません。なぜなら、支払ってくれない=クレジットカード会社が損する。クレジットカード会社は損をするために存在しているわけではないので、そのような人には絶対にクレジットカード作らせません。
クレジットスコアのチェック
クレジットスコアをチェックするにはcreditkarmaかcredit sesame等と言うサイトがあります。無料で大まかなスコアを教えてくれます。最近ではほとんどのクレジットカードに無料でクレジットスコアが見れるというベネフィットがついてきます。
クレジットカードのボーナスの条件が良ければ良いほど(ボーナス・マイルが多いほど)高いクレジット・スコアが必要になります。条件の良いクレジットカードを取得するには最低でも700以上は必要だと言われています。理想は750以上です。すると我が家のようにクレジットカードボーナスで多くのマイル&ポイントをゲットできます。
クレジットカードを沢山開設するとクレジットスコアが落ちるのではないかと懸念される方もいらっしゃると思います。でも、必ずしもクレジットスコアが長期的に落ちる訳ではありません。
陸は一年間で合計8枚ほどクレジットカード開けましたが、クレジットカードをapplyした直後は2-5ポイント下がるのですが時間の経過と共にまた少しずつスコアは戻ります。ここでは簡潔に、個人的な経験から「ルールを守るとスコアがほとんど下がらない」と言う程度にとどめておきます。
「少しクレジットスコアが低いけどマイル欲しいしクレジットカード作ってみようか!」
と思っている方!やめましょう。クレジットスコアが低いとクレジットカードを作るのに苦労する。最初は作れてもスコアが少し下がるので、次に作るときにまた苦労する。この際クレジットカードを申請するときにまたクレジットスコアが下がる。つまり負のスパイラルに巻き込まれます。
すると「クレジットカードが作れなくてマイルが貯まらない!もうマイルは好きでない!」といった間違った結論に至る場合があります。皆さんこうならないように!!マイルは素晴らしいです!(きちんとルールを守りながら楽しんだら)
クレジットスコアを上げるにはどうすればいいのか?
クレジットスコアをあげるにはクレジットスコアがどのようにして計算されているかを理解する必要があります。クレジットスコアは下記の項目と割合で決まります。
New:10%
Length:15%
Credit mix:10%
Payment:35%
Utility rate(amount owed):30%
Newは新しいクレジットカードやローンを申請する際に、その個人のクレジットスコアは何点かな~?とチェックする「クレジットチェック」をされるとスコアに影響があります。
つまりたくさんローンを組んだり、クレジットカードを作り過ぎるとクレジットスコアが下がります。
Lengthはクレジットヒストリーとも呼ばれます。つまりその人の過去のクレジットスコアはどうだったのか?というのを判断され、数値化されます。
例えば、過去にクレジットスコアが低い時期が続いてたと仮定します。するとその影響が後のクレジットスコアに響きます。逆にずっとクレジットスコアがいい人であればヒストリーは長ければ長いほどクレジットスコアが上がっていきます。
Credit mixというのはその個人がどんなクレジットがあるかでクレジットスコアに影響してきます。たくさんローンがあればこのCredit mixに影響し、クレジットスコアが下がります。
以上の3つはクレジットスコアを決定する要因の35%です。残りの65%が非常に大切になってきます。
Paymentは支払いを期日以内に全額支払えているかを基準にクレジットスコアに影響します。日本のようにリボ払いなどはアメリカにはなく、全て一括払いです。
ですので毎月使った分だけ支払わないといけませんが、それには期日があります。期日以内に支払えないと利子がつくだけではなく、期日以内に支払わなかったという記録がつきクレジットスコアががく~んと下がります。
理由はこのPaymentがクレジットスコアに影響する割合が35%だから。
最後のUtility rateは今自分があるクレジットカードの上限額の何割を使っているか?を示し、あまりに割合が高いとクレジットスコアが上がりません。
理想は20%に抑えることが一番早くクレジットスコアをあげる方法であるといわれています。
つまり、今所持しているアメリカのクレジットカードの合計上限額が$10000だとすると、クレジットカードを使う金額をそのうちの20%つまり$2000以内に抑えていると早くクレジットスコアが上がりやすくなります。
ここがちょっと落とし穴で、アメリカに来てせっかくクレジットカードあるんだから全ての買い物をクレジットカードでして、ポイントとマイルをたくさん貯めよう!
と張り切っていると、意外と早くクレジットスコアは上がりません。理由はこのUtility rateが20%以上だからです。
裏技:例えば限度額が10000ドルで20%が2000ドルなので理想は2000ドルを超えないようにすればクレジットスコアが早くあがると説明しました。たくさん買い物してもいつも2000ドルを超えないように頻繁に支払いすれば20%をキープでき、さらに使った分だけのマイル&ポイントを貯めることができます。
20%に抑えながら、クレジットスコアが上がるのを待てばその後入会ボーナスがいいクレジットカードを作ることができます。その方が最初からたくさんクレジットカードを使い、クレジットスコアが上がるのに時間がかかってクレジットカードが作れないという状況より数倍マシです。
ちなみにまったくクレジットカードを使わないと(0%)クレジットスコアはあがりませんのでご注意を!
アメリカ駐在者がクレジットスコアをあげるには、
- クレジットカードを作り
- 支払いを期日以内に毎回し
- 上限額の20%以上を使わない
この3つを実行することでほぼ確実にクレジットカードを作り9~12ヵ月後には、アメリカで発行されているほぼ全てのクレジットカードが作れるようなクレジットスコアが貯まっているはずです。
結論
クレジットカードを作りボーナスでエアラインマイルをたくさん貯めて旅行するにはクレジットスコアが高いことが必須条件です。これが理由で誰でもできることではありません。しかし基本的にアメリカ在住の日本人はクレジットスコアが高い傾向にあるようです。
駐在の方は収入が安定してある人が多いのでスコアの心配はほぼないでしょう。現地で働いている人も支払いを忘れたりしたことがなければスコアの問題はないと思います。
このブログは僕達個人がどうやってマイルを貯めたかの経験とマイル獲得のヒントを綴っています。みなさん必ず自己責任でカードの開設、利用をしてください。
クレジットカードのApplicationを出したがカード開設を拒否された、ボーナスマイルが貰えなかった、クレジットカードを開けたためスコアが落ちてしまいMortgageなどのローンが組めなかった、あるいはローンの条件が悪くなった、Identity Theftの被害に合った、カード借金の返済が出来ず破産した等と言う問題も想定できます。陸とマイは一切の責任を負いかねますのでご了承願います。
Leave a Reply