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これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください。
マイル&ポイントのブログやフォーラムを見ている時間が長くなってくるとたま~に出くわすオポチュニティーコスト(opportunity cost)という言葉。
一体何なのか??
オポチュニティーコスト(opportunity cost)とマイル&ポイントはどんな関係があるのか?
この記事で説明したいと思います。
オポチュニティーコストの定義
文章で説明するとこんな感じでしょうか↓
「たくさんある機会の中から自分に最も価値のあることを選ぶ、選ぶことにより選ばなかったものを同時には実行できない。」
(国語の成績が5段階で2じゃなかったらもっとわかりやすく書けたのかな・・・笑)
例えば、
目の前にりんご、バナナ、なし、桃があって1つしか選べなかったとします。
あなたは桃を食べることに決めました。
桃を食べている間は他のフルーツを同時には食べれませんよね?
つまり桃を食べている最中は他のフルーツを食べるということのオポチュニティー(opportunity)を失っているわけです。
その失った機会または価値がオポチュニティーコスト(opportunity cost)という言葉を使い説明されます。
マイル&ポイントでのオポチュニティーコスト(opportunity cost)の使われ方
一番典型的なオポチュニティーコスト(opportunity cost)の使われ方はこんな感じです↓
たくさんマイル&ポイントを貯めたいから普段の買い物でクレジットカードAを使い続ける。
1ヶ月の出費3000ドルを全てクレジットカードAを使い買い物すると、マイルまたはポイントが貯まる。
仮に、クレジットカードAは1ドルに対し2ポイント貯まり、1ポイント=1セントとして現金でもらえるとしましょう。
すると1ヶ月で貯まるポイントは6000ポイント=60ドルの価値があるということになりますね。
では、上記で説明したようにクレジットカードAを使わないでクレジットカードBを使った場合はどうでしょう?
クレジットカードBは1ドルに対し3ポイント貯まり、1ポイント=1セントとして現金でもらえると仮定します。
すると1ヶ月で9000ポイント=90ドル分のポイントが貯まりますね。
クレジットカードBを使わなかったことで発生するオポチュニティーコスト(opportunity cost)は両者の差額です。
つまり、
1ヶ月クレジットカードBを使い貯まったポイント9000=90ドル
1ヶ月クレジットカードAを使い貯まったポイント6000=60ドル
90-60=30ドル
のオポチュニティーコスト(opportunity cost)を逃したというように使います。
ではクレジットカードAのケースと次のケースを比べて見ましょう。
1ヶ月の3000ドルを普通に使いポイントを貯めるのではなく、新たにクレジットカードCを作り入会ボーナスの条件であるminimum spendにあてるようにしましょう。
クレジットカードCの入会ボーナスは50000ポイント(1ポイント=1セントと仮定。1ドルに対し1ポイント貯まると仮定)とします。
すると1ヵ月後には入会ボーナス50000ポイントと3000ドルを使ったことで貯まる3000ポイントの合計53000ポイント=530ドル分の価値のポイントが手元に残ります。
これをクレジットカードAのケースと比べると、
クレジットカードA=60ドル
新規クレジットカードC=530ドル
オポチュニティーコスト(opportunity cost)は
530-60=470ドルとなります。
ここで大切なことはどのケースでも1ヶ月3000ドルと同じ金額だけしか使っていないこと。
違いはどのクレジットカードを使うか?今あるクレジットカードを使うのか?それとも新規でクレジットカードを作るのか?という違いです。
単純に数字だけを見ればクレジットカードCを作るのが一番お得ですが実際はもう少し複雑です。
例えば、
新規でクレジットカードを作り仮に同じマイルまたはポイント数の入会ボーナスをもらうのでも、
サウスウエストマイルを貯めるのか、
SPGポイントを貯めるのか、
ユナイテッドマイルを貯めるのか、
簡単には決めれません。
上記3つの入会ボーナスが全て30000だとしましょう。
- 30000SPGポイントは30000サウスウエストマイルよりも価値が高い?
- 30000ユナイテッドマイルは30000サウスウエストマイルよりも価値が高い?
どうでしょう?
①の場合確かにSPGポイントはホテルポイントとしても使えますし、エアラインマイルにも移行できますのでフレキシブル。その点では価値が高いです。
しかしサウスウエストのコンパニオンパスをもっている場合はどうでしょう?
SPGはサウスウエストに移行できません(間接的にはできますが直接はできません)。
するとコンパニオンパスを30000マイル分使う機会を逃すわけです。
これもオポチュニティーコスト(opportunity cost)。
ユナイテッドマイルとサウスウエストマイルどっちが価値があるか?
サウスウエストで行けない場所に行きたい場合はユナイテッドマイルの方が価値がありますよね(例えば日本とか)
結論
何かを決め手行動するということは、その代わりに何かをしないということでもあります。
実際にすることと、しないことを金額に変換した差額分がオポチュニティーコスト(opportunity cost)です。
理想はいつもオポチュニティーコスト(opportunity cost)がプラスであることです。
いつもオポチュニティーコスト(opportunity cost)がマイナスだと選択が上手くできていないという証拠でもあります。
マイル&ポイントブログやフォーラムでオポチュニティーコスト(opportunity cost)を話あうのは、出来る限り今あるオファーを最大限に利用したいという気持ちの表れだと思います。
できるだけ無駄をしないように、マイル&ポイントを貯め&使いたい。みんなそのように思っているようであります。
オポチュニティーコスト(opportunity cost)を正しく判断できること=マイル&ポイントでたくさん旅行できるということにつながっていきます。
自分に合った正しいクレジットカードを作ることが一番大切な第一歩だと私は思います。
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