さて、このブログはマイル&ポイント、クレジットカードがメインのサイトですが、たまに日本酒レビューも書いたりしてます。
今回は全く上記のトピックとは関係のない他の人に役立つかもしれない情報をシェアします。
1つの記事に全て体験をまとめたので少し長い記事になってしまいましたのでご了承ください。
子供の扁桃腺とアデノイドの切除手術
についてです。
子供は3-5歳にかけて扁桃腺が肥大する傾向があります。
扁桃腺が肥大すると熱が出る頻度が上がるようです。
このような理由からあまりにも扁桃腺が大きい子は手術で切除するといいと医師から言われることもあるようです。
アデノイドの肥大は慢性中耳炎の原因らしいです。
慢性中耳炎だと耳があまり聞こえない。
いつもプールの中にいるような感覚らしいです
これをそのままにしておくと、難聴になる可能性が高くなります。
つまりスピーチの発達が遅れるということになります。
よってアデノイドが肥大している時は手術で取り除いたほうがいいらしいです。
アデノイドを取り除くときに、ついでに扁桃腺も取り除くというのが一般的な手術のようです。
ということで、坊ちゃんもこの手術をすることになったのですが、まず親としてしたことはネットで知識を得ること(上記の情報は全てネットでゲット)
すると、結構アデノイドと扁桃腺を切除している子供はいるみたいです。
もちろん日本人ですので日本語で調べたのですが、ほとんどは日本に住んでいる人たちが書いた物ばかり。
とても参考になるのですが、一応アメリカ在住の親としてはアメリカでこの手術をした経験のある人の意見をちょっと頭に入れておきたいという気持ちもありました。
理由は、日本だと手術後数日―1週間ぐらい入院。
アメリカはその日に家に帰らないといけません。
これってかなりな違いです。
なのでどうしても家に帰ってからどんな状況なのかを少し理解したくてグーグルしましたがなかなかでてこない!
ひょっとして我が家はアメリカ在住日本人で唯一この手術をしたんじゃないか?と思うようなぐらい情報が出てこなかったのです。
それが理由で今記事にしています。
さて、話を少し戻して手術をしないといけないと医師から聞いたとき私とマイは
「え?嘘でしょ?」
「かわいそう・・・」
「手術しないといけないの?」
「しかもその日に退院?」
「早く手術の予約しないとすぐにできないの?」
「いつにする?」
「デイケア最低でも5日はいけないらしいよ?」
「セカンドオピニオン聞いてみる?」
「でも今耳聞こえてるよね?しないといけないのかな?」
「熱頻繁に出ないし、扁桃腺はどこまで大きくないのかもよ?」
というような感じが少し続きました。
最終的に手術をする決断をした理由は、早いうちに発見できたんだから、そのままにして将来難聴になったら坊ちゃんのためによくないだろう!
一度の痛みで将来の悩みが解決するのであればやろう!
ということが一番の決め手でした。
病院からもらう手紙には色々と注意事項が書かれています。
大まかな内容は(覚えている限り書きます)
デイケアは3-5日はいけない。
水分補給を十分にすること。
アイスクリームしか食べなくてもあげなさい(水分補給が第一ということです)。
手術の前日(深夜0時)からは水以外食べ物と飲み物は禁止。
手術後は口の中をチェックしない。
たくさんの出血があったらすぐに病院へ。
手術後は熱が上がる可能性が高いけど、毎回チェックしなくてもいい。
薬は6時間に一回あげること。
日本では硬い物は食べない方がいいといわれるようですが、こちらではそのようなことは全く言われません。
むしろ硬いのでも食べてもいいよーと言われました。
さていざ手術ですが、麻酔を入れてからおきるまで1時間半ぐらいでおわります。
実際の手術自体は30分ほど。
手術が終わってからはリカバリールームに移動させられます(子供だけ)。
そこで麻酔が切れ始めて目が覚めるまでは一人。
目を覚ますとナースが親に教えてくれます。
泣いて起きます。
扁桃腺などを取ったので声がいつもとは違います。
普段の声よりもちょっと高くなります。
痛いので話せません。
泣くだけです。
親がそばにいて抱っこしても痛いので泣きます。
すると少し安心したのか、麻酔がまだ切れていないので少しウトウトして寝ます。
しかし5分もすると痛いのでまた泣きながら起きます。
少し落ち着くとリカバリールームから病室へ移動。
ここでHydrocodoneという薬を飲まさせられます。
もちろん喉が痛いので飲みたくありませんが、半ば無理やり飲ませます。
この薬が効き始めるのが20分ほど。
すると痛みもだいぶ和らいでくるようです。
それでまた寝ます。
起きたらちょっと話ができました。
「痛いよー」って・・・
親はこの時点で話ができることでちょっとほっとします。
しばらくすると喉が渇いたということで、氷水を飲みます。
結構飲みました。
ナースがスラッシー(シェイクのようなやつ)をもってきてくれました。
すると本人は「食べる」
と言って食べました!
「手術をした後こんなに早く食べれるなんてすごい!」
「あーよかった」
と親は思いました。
もっと食べたいということでもっと食べました。
氷水もたくさん飲み順調。
病室には合計で5時間ほどいました。
水分が順調にとれているのを確認し、出血がないことを確認すると
「もう帰っても大丈夫」
と言われます。
薬はHydrocodoneを6時間おきに、イブプロフェンをその間の3時間目に飲ませ、間は6時間空ける。
つまり
9時Hydrocodone
12時イブプロフェン
15時Hydrocodone
18時イブプロフェン
というパターンです。
このパターンは2日半ぐらい続きました。
Hydrocodoneはとても強いドラッグなので長い間は使わないほうがいいです。
ちなみに日本では処方されていないドラッグのようです。
Hydrocodoneは飲むときにちょっとピリピリ?するようですので子供は飲みたがりません。
最初の2日-3日は薬のおかげで意外と元気です。
普通に家の中で遊びます。
食事も普通にします。
ただ、朝起きるときが一番大変です。
薬が切れていて、痛みマックス。
親は早く薬を飲めばすぐによくなると説明しても、そんなことは知ったこっちゃありません。
喉が痛いから薬なんてのみたくない!という感じです。
そんな毎日が我が家は7日ほど続きました。
3日目からはHydrocodoneをやめたので、その代わりにアセトアミノファン(タイラノ-ル)を使いました。
Hydrocodoneがかなり強かったのか中毒性があるのか何が原因かわかりませんが、この薬をやめてから今までハッピーに遊べた坊ちゃんがそこまでハッピーでなくなりました。
3日ぐらいからは扁桃腺を切除したところが瘡蓋になって物を飲み込むときにひっかかり痛く感じるようです。
これが2日ほど続きました。
最初の2日に比べてあまり食べてくれませんでした。
たぶん3-5日目が一番大変でした。
徐々に薬を使う間隔をあけながら、徐々によくなってきました。
手術5日後(病院の手紙ではこのころからデイケアに行ける)、この状態でデイケアにいくなんてありえない!!
結局合計7日は家で休みました。
この頃になってくると家にいることも飽きてきますので、坊ちゃんはデイケアに行けてうれしかったようです。
長くなりましたが、まとめると・・・
5日でデイケアに行けるようにはならない!(7日は必要と考えておいたほうがいい)
朝の寝起き時が一番大変!
Hydrocodoneは長く使いすぎないように!そして、そのままだと飲みにくいのでちょっと何かで薄めると比較的簡単に飲んでくれます。
以上!
同じです says
私の娘も小さい頃からずっと扁桃腺が腫れている、風邪を引くと気管支が腫れやすい、喘息の様にゼイゼイと時々音がする、イビキがある、などの症状があり五才に扁桃腺、アデノイドをアメリカで取りました。ちょうど週末を挟む長期休日前日に予約を入れてとったので1週間近く自宅にいました。本人は何もなかったの様に手術数時間後から、家の中を暴れ回って親の方がぐったり… 手術後はイビキも無いし、風邪を引く頻度が減った気がします。夜スッキリ眠れるようで私もやって良かったです!本当、子供の心配はつきませんね〜。
陸 says
同じですさん
コメントありがとうございます。
子供の手術=滅多にないこと
だと勝手に思いこんでいましたが、調べてみると結構他の人もアデノイドと扁桃腺の切除しているんですよね。
知り合いの日本人でもこの手術を受けた人がいないので最初は「なんで?」と思っていましたが、今はやってよかったと思います。
うちもイビキがなくなりました!