バックグラウンド
8/1からPCR検査の陰性証明が提示できる観光客を迎え入れる計画だったハワイですが、7/13に予定を1ヶ月延期して9/1からにするという発表がありました。
この記事では7/13にあった発表されたニュースを詳しく分析して、14日の自主隔離なしでハワイに行けるようになるのはいつぐらいになりそうなのか?を議論します。
アメリカ本土が収まるまで日本からハワイには行けない?
ハワイへの観光客は日本を含むアジアからの観光客がほとんどです。
日本やオーストラリア&ニュージーランドはアメリカ本土に比べるとコロナ感染者数を低く保てています(徐々に日本の数字も増えてきましたが)
なのでハワイの本音としては感染者数が少ない日本やオーストラリア&ニュージーランドを対象に観光客を迎えたいんじゃないかなーと思います。
しかし!ハワイはアメリカの一部です。
同じ国のアメリカからハワイに行けないで、他の国である日本などから行けるようにすると色んな意味で問題になりそうです(そんなことができるのかわかりませんが)
なので6月に8/1から観光客を迎える計画だと発表した時もアメリカの本土から観光客が来ても大丈夫なようにPCR検査の陰性証明の提示を必須としました。
この陰性証明はペーパーではなく、ハワイ州がデータにすぐアクセスできるようなシステムの導入を考えていたようです。
特にアメリカの大手ドラッグストアCVSとパートナーになり、CVSで検査してシステムに入力すればハワイ到着時に結果がチェックできるようなものを目指していたという噂です。
なのでアメリカ本土からの人を迎え入れる準備が整わないと日本からもハワイには行けない可能性が高いことを意味しています。
そして今回の発表でもアメリカ本土の感染者が増えたことについて記載があります。
“[A]s COVID-19 cases on the mainland have surged in recent weeks, including in some of the markets that typically send the highest number of travelers to Hawaii, the state’s plan has been criticized as too weak and incapable of ensuring that visitors were following the rules.”
これはおそらくカリフォルニア州のことでしょう。ハワイには一番近くて人口も多いカリフォルニアからハワイに旅行する人は他の州よりも多かったのだと思います。
しかカリフォルニア州の状況はこんな感じ↓
将来的にハワイに旅行するにはPCR検査は2回しないといけない可能性もあります。
“The Honolulu City Council unanimously passed a resolution Wednesday [and the] resolution also suggested that the state implement a requirement for a second negative coronavirus test, taken within seven days of the first negative test, in order to avoid quarantining.”
““The current plan for testing visitors 72 hours before arriving in the State of Hawaiʻi is inadequate as it will increase the exposure of COVID-19 to airline, hotel, and service industry employees.”
ここまで厳しく考えているのはアメリカ本土の感染者数が収まるどころか増えていっているからかと思います。
2回のPCR検査の結果をペーパーではなくCVSとかのシステムで確認するとなると、日本在住の人が陰性証明を2回も提示するのは難しくなってくる、または違うシステムが必要になってきそうです。
ということで総合的に考えてみると、日本に住む人たちがハワイに14日間の隔離なしで行けるようになるにはアメリカ本土で感染者数がある程度収まらないと厳しいだろうと考えることができそうです。
日本はルール守れる人が他の国よりも多いので感染者数は抑えることはできるとは思いますが、アメリカは・・・
念の為アメリカの感染者数のデータがこちら↓
3月から5月まではいわゆるLock down。必要のない人以外は外に出るなーオーダーです。5月以降は徐々にビジネスもオープンする州が増えてきて今に至ります。
今は3月よりも感染者数が多い。もし2ヶ月またLock downが続いたとしても5月の数字を下回る可能性は低そう。
まとめ
ハワイ旅行できるのが8/1から9/1に延期されました。
9/1以降本当にハワイに行けるのか?
今後アメリカに住む1人1人の行動が影響していきそうです。
べいぽす says
陸さん
ハワイとしては、東アジア+オセアニアに対してだけ開く(アメリカ本土に対しては開かない)ということが可能ならそうしたいくらいだと思います。
秋~冬は、風邪の何割かをしめる従来型コロナウイルスの流行時期なわけで、そう考えると9月に一度開けることができてもしばらくしたらまた閉めることになる可能性が高いと、個人的には思ってます。
ハワイは観光が主要産業なだけになかなか厳しいですよね。。。
rikumiley says
べいぽすさん
ですよねーその方が安全に観光業もでき収入にもなって👍ですよね。でもアメリカ本土からは来るな!ともできないんでしょうね。
スペイン風邪の第2波は9-11月だったとどこかで情報得た記憶あります。それをあえて記事には書きませんでしたが厳しいですよね。
TaKosu says
陸さんこんにちは
アメリカでの新規感染者数が増えはじめてきた時私の住んでいるハワイでもローカルの間で「本当にオープンにして大丈夫か?」という議論が多くありました。
ハワイは3月~5月のロックダウンされていた時期に全米でもトップレベルに厳しい罰則規定を設けてコロナを抑え込みました。そのため州内の新規感染者数0人の日が続いた時もありましたがここ最近は連日2桁台に増えてしまっています。小さな島なので感染が広がると一気に拡大するんじゃないかという不安があります。
実際私の仕事も観光に依存している部分が大きいのでかなり影響を受けていますが観光客が戻って来ないと仕事がない、でもオープンすると感染が広がる。というジレンマに陥っています。
とにかく早く元通りなってほしいものですね。
rikumiley says
TaKosuさん
ハワイ在住者からのコメントありがたいです。
私もハワイに知り合いがいますが、その人たちは観光業でないので直接は影響受けていないみたいです。私も観光業ではないのですが、それでも影響はかなり受けています。
なので観光業がメインのハワイに住んでいる人で観光業が仕事の人はとても複雑な状況ですよね。
仕事が減ったりなくなっても収入が入ってくれば誰も文句言わないとは思いますが、失業手当もずっともらえるわけでもないですし、全アメリカに住む人の失業手当をコロナの状況が収まるまで政府が負担するとなった場合、短期的にはいいのかもしれませんが、長期的に考えると必ずTaxなどで回収されると思います。となると最終的に苦しむのは政府ではなくアメリカに住んでる人たちなんですよね。
この点韓国は経済に大きな打撃を与えることなく上手にやってる感じですね。同じように厳しく取り締まるとアメリカ人は人権だ。とか始まるので・・・💦
新しいワクチン開発が順調に進んでいるようなので、早くワクチンが広まり安心して観光&旅行できる日を待つしかなさそうですね。