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バックグラウンド
我が家がマイル&ポイントを始めたのが2012年ぐらいでした。そして本格的にマイル&ポイントを使って旅行し始めたのが2013年以降だったと記憶しています。それからほぼ10年経過して、どれぐらいマイル&ポイントの世界が変わったのか?(または変わっていないのか?)を比較してみたいと思いました。
当時毎年のように行っていたホノルルのホテルを例に、10年前の特典チャートとクレジットカード入会ボーナスを比べてみました。
Hyatt
2014-2015年に2年連続で我が家はホノルルに行きました。その時に泊まったホテルがHyatt Place Waikiki Beachです。当時は1泊12,000ポイントでした。そして2025年現在も1泊12,000ポイントです。
2014-2015年の旅行記でも触れていますが、当時もHyatt Regency Waikikiは1泊20,000ポイント。10年後の2025年も20,000ポイントです。この10年間はどちらのホテルも改装されていないので、ホテルの綺麗さということでは改善されていませんが、インフレなどがかなりあった10年間でも必要ポイント数が同じというのはなかなか面白い現象だと思います。
10年前はHyatt Placeは200ドル、Regencyは300ドル前後という宿泊費だったみたいですが、2025年はHyatt Placeが300ドル、Regencyが360ドル前後ということで若干ですが宿泊費は上がっているようです。
それにしても物の物価の上がり方に比べると非常にリーズナブルな気がします。
Hyattクレジットカード入会ボーナス
2014年
2014年の時点でHyattクレジットカードの入会ボーナスはどこでも2泊できる無料宿泊券だったようです。ちなみにミニマムスぺンドが3か月で1,000ドル。
どこでも泊まれる無料宿泊券を使ってPark Hyatt Maldivesに泊まっているブロガーが続出した時期でした。今考えるとありえないぐらい魅力的な入会ボーナスです。
2025年
入会ボーナスはPersonalが30,000 – 35,000ポイントです。今でも昔でも入会ボーナスを使えばHyatt Placeなら2-3泊はできる計算ですね。
Marriott
Sheraton Waikikiは2014年の時点だと1泊12,000SPGポイントだったようです。この頃はSPGがMarriottに買収される前の非常にいい時代のSPGホテルでした。SPGポイントが1:3でMarriottポイントになったので、1泊36,000Marriottポイントだったということになります。
同じホテルが約10年後の2025年は71,000 – 104,000ポイントです。Dynamic pricingなのでその日によってポイント数が変動します。
SPG/Marriottクレジットカード入会ボーナス
2014年
入会ボーナスが25,000ポイントでミニマムスぺンドが3か月で3,000ドルでした。入会ボーナスで2泊は泊まれた計算になります。
2025年
Amexが発行していたSPGクレジットカードは変更に変更が重なり結局なくなりました。年会費も変動し同じようなクレジットカードはAmexから発行されていません。一番近いのがChaseが発行しているBoundlessだと思います。普段の入会ボーナスが無料宿泊券3枚です。
この無料宿泊券は1泊50kポイント以下なら使えます。使う時に追加で15,000ポイントを足して使うことができるので65,000ポイント以下のホテルで使えます。Sheraton Waikiki beachは1泊に必要なポイント数が71,000 – 104,000ポイントでした。つまり、入会ボーナスを使っての宿泊はできないことになります。非常に残念
Marriottはかなり改悪されました。
偶然にもAsk ShebbyがMarriottに関して同じような結論に至ったと動画が出てました。
Hilton
Hilton Hawaiian Villageは2014年当時1泊60,000ポイントだったようです。2025年現在は1泊70,000-75,000ポイントで泊まれるようなので、若干必要ポイント数が多くなったけど大差なしです。
Hiltonクレジットカード入会ボーナス
2014年
CitiとAmexが当時はHiltonクレジットカードを発行していました。AmexはHilton surpass(250ドル)だったようですが、CitiはHilton HHonors Reserveというカードで年会費は95ドルです。
Hilton HHonors Reserveの入会ボーナスじゃ週末のみ使える無料宿泊券2泊分でした。ミニマムスぺンドは4か月で2,500ドル。95ドルのクレジットカードでHilton Hawaiian Villageには2泊泊まれた計算になります。
2025年
現在Hiltonクレジットカードを発行するのはAmexのみ。年会費が150ドルのHilton Surpassの入会ボーナスは130-150,000ポイント。ミニマムスぺンドが6か月で3,000ドル。
ということはHilton Hawaiian Villageに今でも2泊できるだけのポイントが入会ボーナスとしてもらえることになりますね。
まとめ
実はこの記事のリサーチをする前までは、全てのホテルチェーンが10年かけてかなり改悪したんじゃないかなーと考えていたのですが、ハワイのホノルルでしかも昔からあるホテルに限ってリサーチした結果、Marriott以外のホテルポイントとクレジットカード入会ボーナスはほぼ改悪されていないことを学びました。
もちろん場所を日本、ヨーロッパ、アメリカ、モルディブ、ボラボラというように変えてリサーチすると違った結論が出てくる可能性があります。しかし、私の感覚だと日本に関してはHyattとHiltonはハワイと同じ結果になると思いますが、Marriottに限ってはハワイよりもさらに改悪が進んでいる気がします。
これからの5年、10年どのように変わっていくのか。HyattとHiltonは現状維持でどうにか頑張ってくれそうな期待も少し持てますが、Marriottは信用できません。MarriottはHyattとHiltonを道連れにしなければどんどん自分の道を突き進んでもらって構いません。
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