バックグラウンド
マイル&ポイントの世界は一般の人が思っているよりも早いペースで変化しています。
新しいクレジットカードが発行され始めたと思ったら、古いクレジットカードがいきなり申請できなくなったり。
使えていた方法が突如できなくなってしまったり。
このような変化を体験し徐々にカード会社が新しいルールを適用し始めるのを見ていると、このように感じる人も多いのではないでしょうか?
「クレジットカードボーナス厳しくなってきている」
「もうこれからマイル&ポイントの世界に飛び込んでも以前のように貯まらないのでは?」
この記事では「マイル&ポイントは消滅に近づいているのか・・・?」について詳しく見ていきたいと思います。
マイル&ポイント消滅の意味
「マイル&ポイントは消滅に近づいているのか・・・?」ということを考えるに当たり、マイル&ポイントが消滅するということは今までのようにクレジットカードを作り&使いマイル&ポイントが貯めれなくなる状態と定義しましょう。
以前に比べてマイル&ポイントは貯まりにくくなっているのか?ここにフォーカスして話を進めていきたいと思います。
入会ボーナス
マイル&ポイントを貯める一番の近道はクレジットカードを作りもらえる入会ボーナスです。
この入会ボーナスは以前に比べるとどうなっているのか?を理解することが大切です。
私がマイル&ポイントを貯め始めた2012年、クレジットカードの入会ボーナスというのはほとんどが40000~50000マイル&ポイントでした。
年に数回特別に入会ボーナスが上がる時期がありましたが、それでも最高で100000マイル&ポイントでした。
今の入会ボーナスはどうでしょう?
年会費がかかるものは最低でも50000マイル&ポイントです。100000ポイントというオファーを見るのもそう珍しくはありません。1250000ポイントオファーも存在します。
しかも、このレベルの入会ボーナスを目にするのは年に数えるほど!ではなく結構頻繁に目にします。
つまり入会ボーナスの傾向としては、以前よりも多くなっていると言うことができると思います。
1回の入会ボーナスでもらえるマイル&ポイントが多くなっている傾向があるということは、以前に比べると作るクレジットカード枚数は少なくても同じだけマイル&ポイントは貯めることができるという意味でもあります。
ミニマムスぺンド
入会ボーナスは多くなってきている傾向がありますが、実はミニマムスぺンドも高くなってきています。
2012年頃は3か月以内に1000ドル~3000ドルというものがほとんどでしたが、今ではほとんどのミニマムスぺンドは3か月以内に3000ドル~5000ドルです。
ミニマムスぺンドの額が上がっているため、1つの入会ボーナスをもらうまでの時間というのは以前に比べると長くかかります。つまり一気に(同日に)作れるクレジットカードの枚数は確実に減りました。
ただ、先ほども説明した通り入会ボーナス自体は以前よりも多くなっているので、枚数とボーナスの両方を考慮すると手元に残るマイル&ポイントというのは同じぐらいではないか?思います。
カード会社ルール
近年カード会社は色々なルールを作ってきました。できるだけ入会ボーナス狙いでクレジットカードを作る人を減らしたい!というのが目標でしょう。有名なルールは
2/90ルール
アメックス5枚ルール
ルールがありすぎて何が何だか分からなくなってしまうぐらいルールが多すぎです。
上記のルールは、一度に作れるクレジットカード枚数の制限と繰り返し入会ボーナスをできるだけもらいにくくするように制限されているルールとまとめることができます。
クレジットカードを発行している会社はたくさんあるので、全くどこのクレジットカードも作れない!という状況になることはありません。
また、アメリカにはたくさんクレジットカードがあるので次から次へとクレジットカードを作っていけば、以前解約したクレジットカードをまた作り入会ボーナスがもらえる状態に自然になってしまいます。
例えば、Bank of America, Chase, Amex, Barclaysと順番にクレジットカードを作っていけば、Barclaysのクレジットカードを作っている頃には年会費の関係でBank of Americaの最初に作ったクレジットカードは解約されているはずなので、再度同じクレジットカードを申請しボーナスをもらうことが可能です。
このようにルールだけを読むと、あれもできない。これもできない。
と考えがちですが、ルールを理解し上手に潜り抜けていくことで1つのクレジットカード会社から次へと様々なクレジットカードを作っていくことができます。クレジットカード申請1周した頃にはまた最初から始めれば問題なくクレジットカードが作れる場合が多いのです。
新規発行クレジットカード
2018年に新規で発行され始めたクレジットカードをリストアップしてみます。
9月の時点で合計16個もの新しいクレジットカードが2018年に入り発行され始めました。
年によって新規クレジットカードが発行される数はバラつきがあるとは思いますが、毎年必ず新しいクレジットカードが発行されています。
新しいクレジットカードが発行されるということは、新たに入会ボーナスをもらうチャンスが増えるという意味です。
万が一、今全てのクレジットカードを持っていて新規で作るクレジットカードがない!という場合でも、このように新たに発行され始めるクレジットカードはあるのでクレジットカードが作れない!という状態で止まることはありません。
特典チャート改悪
特典航空券を予約するには特典チャート&特典ルールを参考にして予約しないといけません。
この特典チャートは2~3年に1度ほぼ確実に改悪されます。マイル&ポイントもお金のインフレと同じで数年前は日本往復60000マイルで帰れていたのが、今は70000マイルとなったりします。1マイル当たりの価値が下がるわけですね。
上記で最終的に手元に残るマイル&ポイント残高は以前に比べても、それほど変化はない!と特典チャートの改悪を組み合わせると、同じ特典航空券を予約するには以前よりもマイル&ポイント数が多く必要となるため以前よりもマイル&ポイントを貯めるのが難しくなってきている。
したがってマイル&ポイントは消滅に近づいている!と結論出せるかもしれませんが、まだその結論に至るには早すぎです。
航空チケットの値段
LLCが大幅に世界中に広がったことによって、航空チケットの値段が下げっているという傾向があります。
もちろんアメリカ⇔日本間のチケットはLLCが飛んでいないので以前に比べると平均の値段はあまり変わりありませんが、チケットのセールというのが以前にもまして増えたと思います。
特にカリフォルニアからであればANAやシンガポールで日本往復地家とが500ドル以下というセールをよく目にします。
アメリカ本土⇔ハワイへのチケットは最近では300~500ドルというのがたくさんあります。以前はハワイ行きチケットはアメリカ本土からでも1000ドルぐらいするのが普通でした。
またデルタのFlash saleというものが近年導入され、ある特定の季節に特定の地域であれば格安で特典航空券を予約することができるというものです。
デルタだけではなくエールフランス&KLMグループも同じようなシステムを導入しています。
例えば普段だとアメリカ⇔カリビアンが往復35000マイルするのに、Flash saleだと20000マイルとなったり。
このように特典チャートの改悪だけではなく、旅行の時期がフレキシブルであったり、旅行先がフレキシブルであればより少ないマイル数や値段でチケットを購入することが可能となりました。
さらに、ポイントでチケットを購入することもできるようになりました。
以前までは1ポイント=1セントとしてしか使えなったフレキシブルポイントが、今では最大1ポイント=1.5セントとして使うことができます。
以前に比べると同じ値段のチケットをポイントで購入するのに今では33%少ないポイント数で購入できるようなシステムが存在します。
結論
マイル&ポイントのニュースで特に注目を浴びるのがネガティブなニュースです。
ネガティブなニュースが取り上げられることが多いためマイル&ポイントは以前に比べると得ではなくなってきている!という印象を受けることが多いのは確かです。
ただ、この記事で書いた通り全てがネガティブなニュースだけではありません。ポジティブなニュースもいくつかあります。
過去にも特典チャートの改悪やその他ボーナスに関するルールなど、今と同じように陸マイラーとクレジットカード会社&エアラインのバトルは存在していました。
ここでマイル&ポイントの世界に飛び込むか飛び込まないかはその人の勝手ですが、飛び込んだ人には必ず得なことが待ち受けている。と私は思います。
同じアメリカの土地で生活する日本人同士、是非一緒にスマートな選択をして旅行をたくさんして人生楽しもうではありませんか!楽しんだ人が勝ちですよ。
以上、久しぶりのマイル&ポイントMotivational talkでした!
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