FICO(アメリカで最も使用されているクレジットスコアを計算する会社)によるとクレジットスコアは以下のように決定されるのです。リンクはここ
• 35%支払い履歴
• 30%負債額
• 15%クレジットヒストリーの長さ
• 10%新たなクレジットカード
• 10%クレジットカードの種類
(画像はFICOのサイトより)
支払い履歴:使った金額を期日内に支払いしたかどうか。支払いが遅れたりするとスコアが少し下がります。
負債額:負債(クレジットカードで使用した金額)があるというだけでは、スコアは下がりません。しかし、クレジット上限額に対しどれぐらい負債を負っているかがスコアに関係してきます。上限額に対する使用額の割合をcredit utilization といいます。
このcredit utilizationが高い場合(80%以上)は銀行側はこの人は使いすぎている!とみなすのでスコアは上がりません。ですので、毎月上限額ぎりぎりを使ったりしないように。一番スコアが上がる割合が10%以下です(例、上限額$10000で使用額$1000)。Credit utilizationの割合は低ければ低いだけいいのです。
新たなクレジットカードを開けるとcredit utilizationは下がり、反比例してクレジットスコアは上がる傾向にあります。例えば、ある人の現在の上限が$10000で毎月$1000使用しているとします(10%のcredit utilization)。その人が上限額$10000のあたらしいクレジットカードを入手し、毎月の使用額を変えなかったとすると、合計上限額は$20000に上昇しますが、使用額が$1000のままなのでcredit utilizationは5%になります。よって、理論上ではスコアが上がる!ということなのです。
クレジットヒストリーの長さ:これは個々のクレジットカードの保持期間のことです。持っているカードの中でも一番古いクレジットカードが開設からどれだけの年月維持されているかを見られます。1,2枚ずっと持ち続けているカードがあるよ!っていうのをFICOは見たいようです。
新たなクレジットカード:クレジットカードをapplyする際銀行はあなたのクレジットレポートというものを見ます。これはhard inquiryといい、2年間クレジットレポートに記録として残ります。しかし、FICOによると一回のhard inquiryで下がるスコアはわずか(2-4ポイント程度)で、その後時間と共にスコアは徐々に上がっていきます。
結論。
新たなクレジットカードを作る事でスコアが下がる要素は2つあります
① レジットヒストリーの長さ(15%)
② カード申し込み時のhard inquiry(10%)
でもスコアが上がる要因も1つあります。
① 債額(credit utilization 30%)。
マイナス要因もありますがプラス要因もあるので、同時に数枚クレジットカードを開けてもクレジットスコアはあまり上下しない!ということになります。
陸様
1つ教えてください。
私は家賃をRentpayment.comというサイトを通して支払っていまして、
そのサイトにクレジットスコア会社とリンクすればクレジットスコアが早く上がるとあったため、リンクしました。
その後、自分のクレジットスコアレポート詳細を見たところ、Open Accounts のところに記載され、
Total Balances $0/ Total Credit $0 となりました。
このように、Open Accounts が増えると、クレジットスコアに悪影響があるのでしょうか?
悪影響がある場合はリンクを切ろうと思うのですが、そうすると、Closed Accountsに載りそうで、
これまた悪影響があるかと思い心配です。
よろしくお願いします。
やーまださん
Rentpayment.comというサイトは利用したことがなくクレジットスコア上げるためにリンクもしたことがないので的確なアドバイスができないかもしれません。
Total Balances $0/ Total Credit $0 というのは意味不明ですね。どのようにクレジットスコアを上げていくのが明確に記載されていない場合は要注意です。
Credit reportに記載があるということはHard pullされたという証拠ですよね。ということはすぐ解約するとまたクレジットスコアが下がる可能性があります。
Rentpayment.com経由でクレジットスコアが上がるという確信または信頼できる会社であれば解約しない方がいいかもしれません。
陸様
さっそくのご返信ありがとうございます。
他にご存知の方がおられるかもしれないので追記しますと、Hard Inquiries は 0 なのです。
サイト自身はこれまでの利用から、信頼できる会社だと思います。
単に家賃の支払いだけなのですが、このリンクにより住宅ローンと見なされて、
Credit Mix に悪影響を与えていたら嫌だなと思っています。
やーまださん
Hard inquiryなしなんですね。ならそのままでオッケーそうですね!
クレジットスコアがあげられるサービスを提供している会社がいくつかありますが、どんなシステムになっているのか気になります。
月々の支払いをどうにかしてクレジットアップにつなげているんでしょうね。住宅ローンのプロセスはもっと書類が必要となるのが普通なので簡単に住宅ローン扱いにはできないと思います。なのでそこは心配しなくてもいいんではないかなーと思います。
陸さん
Credit.com からExperianのスコアを初めて確認したところ、思っていたのよりかなり低く、
Hard Inquiry がEquifaxだと3件のところ、9件もカウントされていました。
気になるので有料(と言ってもトライアルで1ドル)でExperianのレポートを確認したところ、
アパート賃貸契約時のクレジットチェックや、クレジットリミット増加時のクレジットチェックが
カウントされていました。その他、TransUnionにもEquifaxにもカウントされていなかった
クレジットカード申請(含む承認先)もしっかりカウントされていました。
このように、アパート関係やリミット増加もHard Inquiryになるものなのでしょうか(と言ってもなっていますが)。
また、ExperianはTransUnionやEquifaxと比べてクレカのHard Inquiryに厳しいものなのでしょうか。
今までExperianは見ていなかったので、今後のカード作成の見通しが暗くなってきました。
陸さんの感想をお聞かせいただければ幸いです。
やーまださん
クレジットリミットを上げる場合はHard pullされるのでクレジットスコア下がります。
住宅ローン申請する時とアパートを借りる時にHard pullされます。バックグラウンドを調べて支払い能力があるか確認するためです。
ExperianはTransUnionやEquifaxと比べてクレカのHard Inquiryに厳しいものなのでしょうか。
住んでいる地域、申請するクレジットカードによって3社どのクレジットレポートが使われるか決まります。
基本的にExperianのレポートを使うクレジットカード会社が多いので、ほとんどの場合ExperianにHard pullがたくさんあることが多いです。
陸さん
早速のご回答ありがとうございます。
知らずに色々やってスコアを下げてしまいました。後悔です。
ところで、陸さんが「スコア750あれば」等説明されているのは、
VantagepointでしょうかFICOでしょうか。
FICOの方がずっと低いので、どちらを目安にしているのかと思いまして。
やーまださん
理想はFICOで750ですが、vantage pointで750前後ないと後が続きません。
陸さん
ありがとうございます。
FICOのExperianで750は遠い道のりですね。
FICOにも、SCORE9、SCORE8、SCORE3、BANKCARD SCORE2、BANKCARD SCORE8と出てきたのですが、どれがカード審査で重要なのでしょうか。
また、Utility Bill(電気、水道、電話、ネット)の履歴をリンクするとFICOスコアが上がるようなのですが、このようなリンクはされていますでしょうか。
矢継ぎ早にすいません。よろしくお願いします。
やーまださん
Utility bill をセットアップする時SSN聞かれると思います。なので自動的にリンクされてるはずですよ。
陸さん お世話になります。追加報告です。
Experianのスコアがなかなか上がらない中、最初のカード(JAL USA)から1年が経ったので、
スコアが高いTransUnionをPullするBarclays(AA Red)に申請してApproveになりました。
Experianのスコアが上がらず、カードが作れなかったのが(3/24)、逆に勝因かもしれません。
EXが低くてTUが高く、5/24未満の方にはBarclaysはお勧めです。
やーまださん
データありがとうございます🙏
住んでる地域によってどこのbureaをメインか変わってきます。experianのスコアは一般的に上がりやすく、逆にtransunionはスコアが低いことが多いんですよねー。やーまださんの場合は逆ですね!
陸さん
Hard Inquiry が2年たつと履歴から削除されるかと思うのですが、その削除はスコアに影響するのでしょうか?
先日、2年前の最も古いHard Inquiry が削除されたのですが、それと同時にスコアが30ポイント下がりました。(750→720)
12月にも2年前のHard Inquiry が削除されるのですが、またスコアが下がるものなのでしょうか?
過去最大の下がり幅だったもので困惑しています。
HKさん
2年以上経過しても削除はされないでそのまま残ります。なのでもし下がったタイミングで新しいクレジットカード申請したとかではないですか?
了解です。
カード申請はしていないです。
ANA USAが3年目突入となりそうだったので解約しました、その影響でしょうか。
30も下がるとは想定以上でした。
HKさん
ヒストリーの長いカードを解約するとスコアさがるので、ANA USAカード解約したのが理由かと思います。
多少さがるとは思っていたものの、30もさがるとは予測以上でした。
かといってキープする意味はないし、しかたないですね。
お返事ありがとうございます。
初めまして、こんにちは。新しくクレジットカードを作りました。
金額の上限が自動的に$25000まであるのですが、
正直そこまで、必要なく、このカードはスーパーでの支払い用に作り月々の使用額は
500ドルから多くても1000ドルぐらいです。上限を1万ドルぐらいまでに下げた方が
スコアは上がりますでしょうか?それともそのままの方が良いでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
yukaさん
コメントありがとうございます。
スコアを上げるにはUtilization ratioを低く保つことがいいと言われているので、上限額を下げるとUtilization ratioが上がります。よってスコアが上がりにくいということになります。
なのでスコアを上げたいならそのままの上限をKeepするのがベストです