バックグラウンド
この記事では以前ツイッターでシェアしたことについて解説したいと思います。
FIRE (Financial Independent Retire Early)には大きく分けて3つのタイプがある
・fat FIRE
・lean FIRE
・coast FIREfatとleanは5年前にも存在したコンセプトだけど、coastはここ数年で出てきたコンセプト
— アメリカ🇺🇸在住陸マイラーKaz (@rikumiley) April 18, 2021
Fat FIRE & Lean FIRE
FIRE = Financial Independent Retire Earlyなので、FIRE達成したら 働かなくても今まで投資してきた金額から発生するリターンで生活費をカバーできます。なのでみんながFIREを目指す。
このFIREが65でできれば普通のリタイア。64よりも若い時にできればアーリーリタイア。と呼びます。特に30-40代でFIREできるということでアーリーリタイアが話題となりました。FIREには2タイプあります。
Fat FIREは多少ゴージャスな生活も支払えるぐらいの資金をたくさん貯めること。リタイアしてもちょっといいレストラン行ったり、旅行したり、程よく遊べる余裕があるように投資をしていくスタイルです。Fat FIREの人たちは3-4ミリオンを目標にしている人が多いようです。
逆にLean FIREは以前ブログ記事でも紹介しましたが、どちらかというと質素な生活をカバーできるだけの資金を用意するスタイル。Lean FIREは1ミリオン以下の500,000-750,00ドルぐらいを目標にしている人が多いようです。
リタイア後の生活がどんな感じなのか?どこに住むのか?物価が高い都市か?それとも物価の安い田舎か?によってFat FIREを目指すかLean FIREでもいいのか?が左右されます。
いずれにしてもFIREまで一気に節約生活して資金を貯めることが必要なので、ある程度の犠牲&努力は必要です。1-2年で貯めれるような金額じゃなく、8-15年必死に貯めないといけません。
上記2つのFIREは、1-2年の我慢ではなく中期的に頑張り続けないといけないのが最大の欠点です。8-15年ずっと頑張れない、または状況によって(結婚、出産、転職など)によってそんな期間節約生活を続けれる自信がない。という人たちが知恵を出し合いたどり着いた別のFIREスタイル。それが下記で説明するCoast FIRE
Coast FIRE
Coast FIREは時間を武器に使います。まず、リタイアに必要な金額を計算して、それに必要な金額を用意できたら、あとは放置して複利の力でリタイアの年に目標金額達成。その間自分の生活費をカバーできるだけの収入があれば👍
Coast FIREの最大は貯める金額がFIREに比べて少なくて済むことです。そして若ければ若いほど少額でOK。どんな職業の人でも頑張って貯めれる金額なので今話題です。
例えば、1ミリオンがFIREの目標だとします。普通のFIREだともちろん1ミリオン貯めるまでリタイアできません。
ところが、Coast FIREの場合、25歳から投資を始めて55歳でアーリーリタイアしたい場合、月々3,000ドル投資すると10年間(合計360,000ドル)以降は投資しないで、自分の生活費をカバーできるだけの収入があれば55歳でFIREできます
65歳で普通にリタイアしたいなら7年間月々3,000ドル投資してあとは放置するだけで65歳の時点でFIREできます。
Coast FIREの計算はこちらのサイトが便利
上記2のFIREとCoast FIREの大きな差は、FIREは到達したら働かなくてもいいけど、Coast FIREは到達しても働かなくてはいけない点。でも自分で貯めなきゃいけない金額は圧倒的にCoast FIREの方が少ない。
その大きな理由は投資を止めた時点から投資のリターンで生活せず、手を付けずに複利で成長させる。複利で成長させてる間は自分の生活費カバーできればOK(特に貯金必要ない!というのがこのCoast FIREの売り)
生活費はカバーしないといけないからあまりFIREの意味なくない?
と一瞬考えがちですが、ポイントはそこではありません。投資しなくなってよくなった時点からは生活費がカバーさえできればどこに住んでも、どんな仕事をしてもいいわけです。
旅しながらその場で働いてワーホリ的なことだってやろうと思えばできますし、バイトだけでもOK。半年がっつり働いて、半年はのんびり生きるなど。
色んなことに挑戦できて、自分の好みに合っていない仕事は無理に続ける必要がない!というのがCoast FIREが最近の若者に受けている理由。仕事をFIRE達成できるまで続けなきゃいけない!という呪縛からある意味逃れられるのです。
まとめ
FIREに色んな種類が出てきているということは、それだけ注目を浴びていることだと思います。たくさんの人がリタイアのことを真面目に考えているのか。それとも仕事が嫌いでリサーチしていたらFIREの記事にたどり着いたのか?はわかりません(笑)
色んなライフスタイル(職業)の人もFIREを目指せる。FIREを目指すには道は1つだけじゃないというところに価値があると思います。どの方法でも最初に努力して投資できるだけの節約をしなくてはいけないことは変わりません。
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