2026年5月から、Hyattがロイヤリティプログラム「World of Hyatt」の新しいアワードチャートを導入すると発表しました。
一見すると「柔軟性の向上」に見える今回の変更ですが、マイル・ポイント界隈ではすでに「大改悪」との声が広がっています。
この記事では下記にフォーカスして解説していきます
何がどう変わるのか?
どれくらいポイントが値上がりするのか?
Hyattポイントの価値はどうなるのか?
今後どう立ち回るべきか?
Hyatt改悪の概要|2026年5月から何が変わる?
目次
これまでの仕組み(〜2026年4月)
カテゴリー1〜8
オフピーク / スタンダード / ピークの3段階
比較的予測しやすい固定型チャート

2026年5月以降
カテゴリー1〜8は維持
価格帯が3段階 → 5段階へ拡大
- Lowest
- Low
- Moderate
- Upper
- Top
表面上は「固定チャート維持」とされていますが、実質的にはダイナミックプライシングに近い仕組みになります。

どれくらい値上がりする?ポイント増加幅
特に問題視されているのがカテゴリ―が高いホテルの「Top」価格帯の大幅引き上げです。
例(最大必要ポイント):
カテゴリー 現行ピーク 新Top 増加率
Cat.1 6,500pt 9,000pt +38%
Cat.2 9,500pt 15,000pt +58%
Cat.5 23,000pt 35,000pt +52%
Cat.8 45,000pt 75,000pt +67%
特にカテゴリー8で75,000ポイントは衝撃的です。
これまで「Hyattは最後の良心」と言われていた固定制の優位性が大きく揺らぎます。
次の特典チャートは2026年5月からの新しい物です。今現在のStandardプライシングがどの当たりの位置なのかを赤線で記しました。

ご覧の通り今までStandardだったのがほぼLowかそれ以下に設定されています。新特典チャートはModerateが真ん中のStandardなはずですが、同じように設定されていない。さらにUpperやTopが設定されているから非常に厄介です。
なぜ“Hyatt改悪”と言われているのか?
① 各段階の制限がない
「Lowest」や「Low」がどの程度提供されるかは保証されていません。つまり…
人気ホテルが年間を通じて“Top価格”のみ
という事態も理論上は可能です。
これは事実上のDynamic pricingと同じリスクを抱えます。
② ポイント価値の実質的な下落
Hyattポイントはこれまで、
➀高級ホテルでも安定した必要ポイント
➁他チェーンより高い還元価値
が評価されていました。しかし価格帯の拡大により、
- 同じホテルでも必要ポイントが大きく変動
- 繁忙期は価値が急落
する可能性があります。
③ 予測可能性の低下
従来のHyattは
「このホテルは○万ポイントで泊まれる」
という明確な目安がありました。今後は
「いつ予約するかで大きく変わる」
ため、旅行計画が立てにくくなります。
一応の“改善点”もあるが…
Hyattは同時に以下も発表しています。
ポイント共有のデジタル化
エリート会員・提携カード保有者は13ヶ月前予約可能(一般は12ヶ月)
ただし、これらは今回のポイント大幅引き上げを補えるほどの内容とは言い難いのが現実です。実際今現在でも13カ月前から予約できるホテルがほとんどです。
今後どうする?Hyattユーザーの戦略
✅ 1. 2026年5月前に予約を入れる
現行チャートで予約可能なうちに押さえる。
✅ 2. オフピーク狙いを徹底する
Lowest/Low帯が出やすい時期を分析。
✅ 3. ポイントを貯め込みすぎない
“貯蓄より早期利用”が重要になる可能性。
✅ 4. 他ホテルチェーンとの比較検討
Marriott, IHGやHiltonとの実質価値比較が必要。
クレジットカードで貯めれるポイントとカテゴリ―8Topホテルの関係性
各ホテルチェーンでステータスを持っていないけど、クレジットカードは持っている。その状態の支払いでどれだけ貯まるのか?
そして、各ホテルチェーンの一番いいホテル(一番ポイント数が必要なホテル)に泊まるにはどれだけクレジットカードを使わないといけないのか?をテーブルにしてみました。
ホテル決済 Topホテル必要ポイント 必要な決済額 過去最高入会ボーナス 入会ボーナスを使うと
Marriott Brilliant 6x 236,000 $39,333 175,000 $29,127
Hilton Aspire 14x 250,000 $17,857 175,000 $5,357
Hyatt Personal 4x 75,000 $18,750 60,000 $3,750
IHG Premier 10x 250,000 $25,000 175,000 $15,000
IHGとMarriottがトップを走り、その後にHiltonとHyattが追いかける状態です。HiltonはAmexのMRポイントからトランスファーできるので貯めやすいし、クレジットカードは4枚もある。
一方、Hyattは現在PersonalとBusinessだけなので入会ボーナスで貯めにくい。
まとめ|Hyattは本当に終わったのか?
結論として、
✔ まだ特典チャートの枠組みは一応残っている
✖ しかし実質的にはかなり大幅な改悪
というのが冷静な評価でしょう。Hyattは今まで「ホテルチェーンで唯一の優等生」でしたが、2026年5月の新チャート導入でその立場は大きく揺らぐ可能性があります。
最後に
Hyattクレジットカードがある国はアメリカのみです。クレジットカードがあればHyattで使わなくても普段の買い物でHyattポイントが貯まります。
しかし、Hyattクレジットカードが作れない人達は、ホテルに泊まってポイントを貯めるか、ポイントを購入するかの2択しかありません。
このまま今のカテゴリ―がKeepされたとしても記事で解説した通り、今までのStandardはModerateではなかく、Low扱いかそれ以下となります。
つまり、今までよりも必要ポイント数が多くなる傾向がある。さらにUpperとかTopとか設定されたらさらにポイント数が多く必要。
今回の改悪で1泊に必要なHyattポイントを貯める難易度が上がりました。多くのHyattファンが離れていくでしょう。私も今持っているHyattポイントがなくなったら余力はないので残念ですが次に移るしかなさそうです。

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