バックグラウンド
先日新たな2025年秋のHyattプロモが発表されました。期間内にアメリカ国内のHyatt Regencyに泊まるとボーナスポイントがもらえるというプロモです。
このプロモにつられて、予定していたHyatt滞在をHyatt Regencyに変更しました。
そこで思いました
「自分まんまとプロモ(マーケティング)に影響されている」
そのことについて今日は書いていきたいと思います。
滞在をHyatt Regencyに変更した理由
9月に出張が入る予定でした。シアトルへの出張ですが、2024年にHyatt Regency SeattleとHyatt Olive 8に泊まってみて、断然Olive 8が好きだった私。もちろん当初の予定では出張は予算以内であればOlive 8に泊まる予定で仮予約していました。
そして今回のHyattプロモが発表されました。内容を確認して期間以内にHyattに7泊できる予定なので好きなOlive 8の滞在をHyatt Regencyにするだけでボーナスポイントがもらえることに気づきます。
Hyatt Regency Seattleの方が若干(1泊20-30ドルぐらい)Olive 8よりも安いです。出張で予算以内ならどちらに泊まっても構わないという会社なので、選択肢としてはどちらでもOKです。
Olive 8の方が宿泊費が高いならBaseポイントもその分貯まるし、Lifetime Globalistにもより近づきます(特に目指してはいませんが)
実際どれくらいもらえるポイント数が違うのか計算してみます。
Hyatt Regency Seattle
5泊で$1,657.89 (8,289+2,486=10,775)
Hyatt Olive 8
5泊で$1,826.64 (9,133+2,739=11,872)
です。全額Baseポイントにカウントされると仮定した場合にもらえるポイント数をカッコ内に(Baseポイント+Globalistポイント(30%))まとめました。実際は宿泊費のTaxなどはBaseポイントとしてカウントされないので上記の数字よりも少ないポイントとなります。
差額はわずか約1,000ポイントです。
Hyattプロモ
出張の5泊をOlive 8からHyatt Regencyにするだけでプロモ期間内に7泊できる予定です。プロモで7泊した場合は合計10,000ポイントもらうことができます。
上記のHRとOlive 8とのBaseポイント差額が1,000ポイント。それをHRにするだけでプロモを利用でき10,000ポイントとなる。
HRにするだけで追加で9,000ポイント多く自分のアカウントに貯まる計算となります。数字を見るだけだと明らかに出張はHyatt Olive 8をHyatt Regencyに変更した方が【お得】なんです。
もちろんHyattポイントが大好きな自分はすぐにHyatt Regencyに変更しました。多少ですが会社のためにもなりますし
陸の一言
ここまではマイル&ポイントを貯めている人ならば至って普通の行動だと思います。リターンが大きい選択肢を選ぶ。それで貯めたポイントを利用し次の旅行に使う。むしろこれが徹底できている時点で素晴らしい行動力だと思います。
でも一歩下がって考えてみました。「これってマーケティングのせいで自分の好きなことを犠牲にしているのか」
好きなもの&こと&場所がたくさんある人は問題ありませんが、私のように好きなもの&こと&場所が限られているような人にとっては大問題です。
だって好きなことを犠牲にしているということになります。人生あと50年あるなら何度か失敗しても問題はないでしょう。でも自分の寿命をすでに知っている人っていますでしょうか?
もし、自分があと3年しかアメリカにいれないとしたら、もし自分がシアトルに行けるのが今回が最後だとしたら同じ選択をするでしょうか?
たぶんしないでしょうね。その状態になったらプロモなんてどうでもいい。自分が居心地がよかったあのホテル、あのレストラン、あの場所に行きたくなるはず。
ここまで深く考えると、企業のマーケティングは怖いなーと思いました。エアラインとホテルに限ったことではありません。普段の買い物だって全てマーケティングです。例えば、毎週買い物に行く時にセールだから買おう!と思うその食材。セールじゃなかったら買わない物で健康に良くないと理解しているなら、セールでいくらお得だとしても買わない方がいいのではないか?
まとめ
恐らくこの記事で書いた内容は、自分が十分にHyattポイントを持っている状態だから辿り着いた考えです。最後のスーパーのセールもある程度生活に困るような収入ではなくなったから辿り着いた考えです。
いつも数字的に一番いい物を求めたがる自分。20代30代だとそれでも良かったけど、40代になった今は色々考える自分がいます。これは年を重ねたからなのか、それ以外の理由なのかわかりません。
英語ではMiddle life crisisという表現があります。たぶんまさにこの記事で書いたような内容なのかもしれません。50-60代の方は恐らく「自分もそんな時期があったなー」と思うだろうし、20-30代の人は「意味わからん」と思うかもしれません。
人生それぞれのステージがあり、考えも変わり、行動も変わる。それこそが人間が生きていく楽しみの一部であり、大切にしていかないといけない部分ではないのか。そう思う40代のおっさん陸です。このブログを始めた時は20代後半だったのですが、今当時の記事を読むと文面の感じも違うし、書いてることもとにかくお得なことのみ。
自分の人生にとって、このブログは日記みたいなものであり、それをこのような形で残せているのは自分の人生の宝だと思います。
ということで、マーケティングは人生を左右させる力があるよ~という記事でした。結構深い記事になったかと思いますが、1人でも同じように感じる人がいたら私はそれで幸せです。時間を費やして記事を書いた甲斐があります。
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