バックグラウンド
我が家は今年のThanksgivingにマウイへ旅行する予定です。2022年春のカテゴリ―Update前にオフピーク価格でしかもSuite upgradeを使って6泊予約できたのが理由です。
これがどれだけ凄いかと言うと、今はAndaz Mauiはカテゴリ―8なのでスタンダードで1泊40,000ポイント、オフピーク価格で35,000ポイントです。
私は1泊25,000ポイントで予約できて、普段Standard suiteの空きがほとんどないAndaz Mauiですが、予約した時に偶然あったため予約時にスイート確定できました。ポイントを使っての特典宿泊枠が少ないことでも有名なホテルなのでとてもいい条件で予約できたという自信があります。
ということで、どーしてもThanksgivingにマウイに行く必要があります(笑)でもフライトは予約完了していなかったのですが、今回Dynamic Pricingの餌食となってしまいました。この記事はそれについてです。
Dynamic Pricingとは?
簡単に説明すると、チケットの値段に応じて必要マイル数が変動するシステム。米系エアラインほぼみんなこのシステムを導入しています(Alaskaが唯一違う)。
特にアメリカ国内線はすでにDynamic Pricingが導入されています。国際線に関してはまだ完全にDynamic Pricingではない米系エアラインがほとんどです(時間の問題だとは思いますが)
例を使って説明します。
500ドルのチケットが50,000マイルで予約でき、同じルートのチケットが出発直前になって800ドルになったら80,000マイル必要ですよ~
と表示されます。値段が変わると必要マイル数が変動する。だからDynamic Pricingってことです。
でもこれって逆にチケットが安ければ今までに必要だったマイル数よりも少ないマイル数で予約することが可能・・・?なんですよ!理論上は。
チケットの値段に応じて変動すると説明しました。値段が安くなればもちろん必要マイル数は減ります。ただし、燃料費が高くなったり、人件費が高くなったりしているアメリカ。チケットの値段も今までに比べると高くなっています。
つまり、今までよりもチケットの値段が高くなっているので、必要マイル数は必然的に今までのアメリカ国内線チケットよりも多く必要になっている。まんまとエアラインにハメられた感ありますね。
米系エアラインのチケットキャンセル無料
Dynamic Pricing導入に伴って米系エアラインはほとんどのチケットのキャンセルを無料にしました。理論上予約して、数日後に値段が下がったら無料でキャンセルして、取り直せばお得!なのです。
ところが、このキャンセル無料の仕組みと上記のDynamic Pricingで過去のチケットよりも安くならない状況が交わって、結局多少チケットの値段が下がって無料キャンセル→再予約しても以前のチケット購入に必要だったマイル数には到底及ばない。という現象が起きています。
唯一以前と同じマイル数で今でも予約できるのは、明らかにホリデーをずらした時のみです。皆が旅行したくない時に移動できるのであれば、以前と同じぐらいのマイル数で予約が可能です。
子供の学校のスケジュールだったり、普通に会社員していたら無理ですけどね。。
マウイ旅行チケット
キャンセルが無料で、Dynamic Pricingなのでチケットの値段さえ下がれば必要マイル数が減る。
だから安くなったらキャンセル→再度予約を狙って毎日検索していました。
どのマイルを使って、どのチケットを予約していたのかをかなり細かくリアルタイムでシェアしたので、気になる方はチェックしてみてください。どのタイミングでどんなことを考えたのかがよくわかると思います。
最終的には無事にマウイ旅行を希望の日程で使いたかったマイルで予約ができたので一件落着なのですが、かなり時間ロスして、知らず知らずのうちにMental Capacityのロスにも繋がっていた気がします。
確かに検索するのは1-2分で終わりますが、毎日気になっているのでとりあえずチェック。まずこの行動をすることで本来しなきゃいけないこと、または優先させるべきことを後回しにしてしまいます。
一時的にですが検索をしないといけない。そうするとそっちに一瞬フォーカスする必要がある。すると他のことに対する集中力が落ちてしまう。
毎日チェックしていなかったら予約してチケットを見つけることすらできなかったし、そのマイル数で予約はできなかったとは思いますが、ここまで労力を費やしたほどの効果とは言い難い気がします。
つまり労力に対してリターンは少ない。
性格的にDynamic Pricingは合わない
私は白か黒かはっきりしていることが好きです。だから数学や理系が好きなんです。
Dynamic Pricingが導入される前は、マイルでの特典航空券予約はSaver awardで予約するか、諦めるかのどちらかでした。つまり白黒はっきりしていた戦いです。
Saver awardで予約ができればそれ以上いいDealはそのマイルを使ってはない!だからそこからさらに改善する必要はないしできない。
Dynamic Pricingだとこの理論が通用しません。
とりあえず今一番いい条件で予約できていても、今後の状況によってはそれは負けかもしれないし、勝ちかもしれない。常にもやもやした状態です。
まとめ
アメリカ国内線はDynamic PricingがDominateしています。Dynamic Pricingをさけるには海外旅行予約した方がいい。
しかし、アメリカ国内で乗り継ぎが必要な場合はどうしてもDynamic Pricingといずれ向き合わないといけません。スケジュールがフレキシブルじゃないかぎりかなり厄介でストレスたまります。
今回のフライト予約は今までで一番大変で時間を費やしたかもしれません。このせいでしばらくアメリカ国内旅行はしなくてもいいかなーなんて思ってしまったほどです。
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