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バックグラウンド
以前の記事でもシェアした通り、アーリーリタイアするコツは節約&投資。特に節約が大切で収入の多さは一番大切な要素ではないということを数字を使い証明しました。
節約をする方法はいくつもありますが、1つユニークな方法があります。それをこの記事でシェアしたいと思います。
節約とは
必要のない物をできるだけ買わないようにして節約する方法と、
必要な物をより安く購入することでできる節約方法があります。
できるだけ物を買わないようにするには限度があります。
だって食べないと生きていけないし、服だって着ないで生活するわけにはいけません。家賃を支払うのが嫌だからホームレスになるというわけにもいきませんよね?
どんなに節約が上手な人でも何かしら物を購入しないと生きていけません。
そして節約の上手な人は、その買わなきゃいけない物をできるだけ安く買うことで節約をしています。
物を安く買うということは、セールで買うか、同じ用途の物でも違うブランドの物を買うかで節約できると思います。
違うブランドにして安く買う=ほとんどの場合その買う物の質が下がります。
そしてこの方法にも限度があります。物をどれだけ安く購入しても、最終的にはある程度の費用がかかります。
geographic arbitrageとは
「価値が高い通貨で収入をもらい、物価の安い場所でもらった通貨を使う」
例えば、
ニューヨークで働き貯めたお金を物価の安い東南アジア(タイなど)で使う。
この場合、1ドルで買える物が増えるのです。
例えば、ニューヨークで1ドルで売っているトイレットペーパーをタイで購入すれば20セント。
すると同じものを購入しているのにも関わらず80%の節約が可能なのです。
質は同じ物を購入していますが、物価が安いので値段も安い。生活レベルを変えることなく出費を抑えることができる=さらに節約できる。
という仕組みです。
このようなことが簡単にできてしまう職種は、インターネットさえあればどこでもできる仕事。つまりIT系です。
本社がニューヨーク(どこでもいいのですが・・)で、実際仕事をするのは東南アジア。そんなことをする人が最近増えているようです。
これがgeographic arbitrageと呼ばれる方法。
この方法を使うことで今までよりもさらに節約できる額を増やすことができ、よりアーリーリタイアに早く近づけます。
ここのポイントは物価の安い場所で働き、住むのではなく、収入は価値が高い通貨でもらうということです。
タイで働き、タイのお金を収入としてもらい、タイで使ったのでは全く節約になりません。
ニューヨークで働き収入を得て、ニューヨークで生活するのと同じです。
もらう収入の通貨と、その通貨を使う場所が異なり、物価が安いことが条件です。
geographic arbitrageはリタイア後も使える方法
日本でも話題になりましたよね?日本でリタイアして退職金を片手にタイやフィリピンなどの物価の安い国に引越しリタイア生活をするという現象。
あれはまさにgeographic arbitrageをうまく利用したリタイア生活です。
アメリカでリタイア後生活していくのに年間40000ドル必要と仮定します。
年間40000ドルを毎年引き出せるためには投資口座に1000000ドル(1ミリオン)入っている必要があるんでしたよね(4%ルール)。
ところが同じ生活をタイでする場合、物価が今のところ約半分なので年間に必要な金額は20000ドル。
20000ドルを毎年引き出せるためには投資口座に500000ドルあれば大丈夫だという計算になります。
さっきの半分ですよね?
するとどうでしょう。アーリーリタイアを目指し15年間で1ミリオン貯めている夫婦の場合、単純に計算すると8~10年ぐらいで半分の500000ドルに到達します。
つまりgeographic arbitrageを活用するだけでアーリーリタイアを早めることが可能なのです。
すごいでしょ?
リタイア後物価の安い国に引っ越すことで、アメリカでリタイアして必要な資金よりも少ない資金でリタイア後生活が可能になります。
早くリタイアが可能になるのでリタイアが早まった分自分たちの時間が増えるのです。
ここで気をつけないといけないことは、今物価が安い国が10年後20年後も物価が安いとは限らないこと。
例えば中国を見てください。10~20年前は物価も安かったですが、ここ5年ぐらい急激に物価が上がってきているようです。
同じようなことがタイ、ベトナム、フィリピンなどにも起こりえるということを理解して、geographic arbitrageを活用する必要があります。
今日本でずっと働きリタイア後は東南アジアに引っ越した人たちが、現地の物価の高騰に苦しめられているというニュースをちらほら聞きます。
おそらくその人たちは将来物価が高騰するということをあまり考えないで決断したのでしょう。やってはいけないとてもいい例です。何事でもバッファーを確保することは大切です。
結論
節約またはアーリーリタイアをさらに加速させるにはgeographic arbitrageを活用すると効果的です。
実際物価の安い国にリタイア後引っ越すのであれば、将来の物価の高騰の可能性も考慮して十分な貯えを作り行動するといいと思います。
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アーリーリタイア!良いですね!
元気な内は働いていてもいい!って思ったりもしますが、
そこに働かなくても良いという選択肢もあるっていいですよね。
それか、思い切って好きなことをやるとか、好きな場所で仕事をする。
とか、リタイアじゃなくても、選択肢が広がるってことですよね!
私はアジア大好きなので、常にリロケーション考えてますよー
最近は、Airbnbとかがあるので、半年アメリカ、半年インドネシアのバリ島とかしても、コストのロスなく回せそうですよねぇ。車も、Uberっていう今までになかったチョイスができましたしね!日本も物価が安いので、日本半年、アメリカ半年ってのも私には魅力的です!子供の学校のことだけが問題ですね笑
YYさん
コメントありがとうございます!
何か60~65まで働くのが当たり前という考えが普通なので、働かなくてもいい!という選択肢があるのは驚きですよね。
我が家は先月日本に一時帰国しましたが、アメリカに比べると日本の物価の安さ特に外食(もちろん高い店行けば高いですが、500円でランチできるところもありますしね)にはびっくりです。医療費も安いし老後は日本の方が経済的にはいいのでは?とマイと最近話ております。
去年の11月ごろにこちらのウェブサイトを見つけました。いろいろ参考にさせていただきながら、クレジットカードを作ってマイルを貯め始めました。アーリーリタイアメントについてもずっと考えていたのことなので、陸さん、マイさんも同じことを目指しているんだなと嬉しく思っています。ちなみにリタイア後に住む場所はどちらをお考えですか。私たちは漠然とですが、マレーシアなどの東南アジアか日本、メキシコあたりになりそうです。アメリカ生活が長く、家があったりすると、メキシコが便利かもしれませんよね。
JFさん
コメントありがとう!
JFさんもアーリーリタイア目指されているんですね!仲間が見つかって嬉しいです。
なかなかアーリーリタイアを本気で目指してる人って少ないですよね。というかアーリーリタイア自体を知っている人が少ないのでしょうが。
最近どこで老後を過ごすかが我が家の会話によく出てきます。医療費を考えるとアメリカに残るのはキツイのかなーと思います。東南アジアは旅行で行ったことがないのでどんな住むのがどんな感じかまだ想像できません。
今のところ日本がいいんじゃないか?という話になってますが、メキシコは考えてませんでした。
メキシコの医療費と医療のレベルとか生活費とかどうなんでしょう?暖かくて住みやすそうですよね。
陸さん、お返事ありがとうございます。
私は、このウェブでも紹介されているGo Curry Crackerに影響を受けて、アーリーリタイアメントを考えるようになりました。GCCのご夫婦がメキシコで過ごした様子を紹介していて、風邪をひいて病院にいったことなども書いてありました。どうやら、薬局に医師が常駐しているようで、ウォークインで診てもらえるとのこと。もちろん、費用もずっと安かったです。たしか、20ドルとか。。。アメリカのバカ高くて、何日も待たされる医療ってどういうこと!?それまで想像していた怖いイメージのメキシコと何か違う!って思いました。もちろん、場所によっては安全面とか心配ですが。。。それこそ、何歳でリタイアできるかにかかってますよね!若くて健康なうちはメキシコとか、東南アジアでもいいけど、心も身体も弱ってきたら、絶対、日本!です。
JFさん
Go Curry Crackersではアーリーリタイアと旅行が同時に可能であることを証明していますよね。とても素晴らしいサイトだと思います。
メキシコは魅力的ですね!食事もフライドポテトとかアメリカン料理よりも日本人に合っているかもしれませんね。
自分が歳とったらアメリカの食事を食べて生きていける自信がありません。(笑)料理を自分で作れる間は大丈夫でしょうが、それができなくなった時レストランなり施設なりから出される食事は日本人の老人にはきついですよね。
そんな単純なことが我が家にとってどこに住むかという面では大きな問題でもあります。そんなことを考えられる選択肢がある状態であることは非常に恵まれていることでもありますよね。