これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください。
目次
バックグラウンド
皆さん日本語で「以遠権」という言葉を聞いたことがありますか?
英語だとFifth Freedom of Flightと言います。
エアラインが自国以外の国で運行する権利のことですが、マイル&ポイントを貯めているとこの言葉を聞く機会が増えてくると思います。
この記事ではFifth Freedom of Flightとは何なのか?そして我々陸マイラーにとってFifth Freedom of Flightの魅力とは何なのか?について皆さんとシェアしていきたいと思います。
Freedoms of the air
旅客機が国際運航するに当たりどこのルートを飛べるのか権利というものがあります。それをまとめてFreedoms of the airと呼びます。要するに権利があればその権利で定められたルートを運行することができる。というものです。
このFreedoms of the airは細かく分けると1から9まであります。
海外旅行での利用の際に関わってくるのはそのうちの
Third Freedom of Flight
Fourth Freedom of Flight
Fifth Freedom of Flight
です。
Third Freedom of Flight
これは自国から他の国へ運航できる権利です。
例えば、日本のエアラインが日本からアメリカに行く便、日本からシンガポールに行く便、日本からヨーロッパに行く便。
アメリカのエアラインの場合だと、アメリカから日本やヨーロッパに行く便のことです。
国際空港に行けば必ず目にするルートです。
Fourth Freedom of Flight
Third Freedom of Flightの反対バージョンです。他の国から自国に戻ってくる便のことです。
つまり日本のエアラインが海外から日本へ戻ってくる便がこのFourth Freedom of Flightに当たります。
アメリカのエアラインの場合だとアメリカ以外からアメリカに戻ってくる便のことですね。
なので海外旅行のほとんどはThird Freedom of Flight とFourth Freedom of Flightで成り立っています。
Fifth Freedom of Flight
次にこの記事のメインであるFifth Freedom of Flightについて説明します。
自国が出発地または到着地となり2つの外国を結ぶ便がFifth Freedom of Flightです。
日本のエアラインでFifth Freedom of Flightがあるエアラインはバニラ・エアしかありません(以前はJALがあったようです)
バニラ・エアの成田―台北―ホーチミンシティ
この台北とホーチミンシティ間の便(青)がFifth Freedom of Flightと呼ばれます。
エアラインが登録されている国(日本)以外の国2つ(台湾とベトナム)を結んでいる便なのでFifth Freedom of Flight
シンガポール航空のシンガポールー成田―ロスの成田とロス間もFifth Freedom of Flight(青)です。
このように意外とFifth Freedom of Flightという言葉は聞きなれないけど、Fifth Freedom of Flightのルートを知っている人も多いのではないでしょうか?
陸マイラーにとってFifth Freedom of Flightの魅力とは?
Fifth Freedom of Flightの意味はわかったけど、知っていることでいいことあるの?
一般人よりも飛行機に多く乗る機会がある陸マイラーにとってFifth Freedom of Flightはとても魅力的なのです。特に私のように飛行機好きのオタクにとっては最高です。
Fifth Freedom of Flightと言っても特典航空券という観点から見ると普通の特典航空券と全く一緒です。つまりマイルを使って予約もできます。
さらにFifth Freedom of Flightの定義が国際線の延長便なので使われる機材も国際線で使われる機材の場合がほとんどです。
国際線機材=国際線ビジネスクラスやファーストクラスが登載されている!という意味でもあります。
さらにFifth Freedom of Flightのルートを利用することで、普段体験しにくいエアラインをそのエアラインの自国に行かなくても体験することができます。
例えば、東京からロスに行くには日本のエアラインであるJALやANA。またはアメリカのエアラインであるユナイテッドやアメリカンやデルタを利用するのが普通だと思っている方が多いでしょう。
でもシンガポール航空でも成田からロスに行けます。普段とは違うエアラインを体験する機会がFifth Freedom of Flightを利用すると発生します。
アメリカのエアラインの雑なサービスは嫌でいつも日本のJALやANAにお世話になっている。たまには違うエアラインに乗ってみたいけどサービスがいいエアラインがいい!そんな時にシンガポール航空はピッタリです!
このようにFifth Freedom of Flightを利用すると旅行の幅も広がり、より旅行を楽しむことができるようになります。
アメリカ発着Fifth Freedom of Flight
当ブログはアメリカ在住の日本人をメインターゲットとして記事を書いていますので、アメリカ発着のマイル&ポイントでも予約できるFifth Freedom of Flightを紹介したいと思います。
シンガポール航空
シンガポール航空のFifth Freedom of Flightは結構たくさんあります。
JFK-FRA(フランクフルト)
LAX-NRT
SFO-ICN
SFO-HKG
IAH-MAN(マンチェスター)
キャッセイパシフィック
有名なのが
JFK-YVR(バンクーバー)
ですね。ビジネスクラスが片道25000アラスカマイル、ファーストクラスが35000アラスカマイルで特典航空券を予約可能なのでとてもお得です。
エミレーツ
JFK-MXP(ミラノ)
Fifth Freedom of Flightなのでもちろんファーストクラスが登載されています。A380なので機内でシャワーを浴びることも可能!
アテネまでのフライトもあります。
EWR-ATH(アテネ)
結論
Fifth Freedom of Flightの存在を知っているだけで少しだけですが選択肢は広がります。
大西洋横断フライトを米系エアライン&ヨーロッパエアライン以外でしたい!と思ったらシンガポール航空のFifth Freedom of Flightを利用も可能です。
すでに楽しい旅行計画をより楽しくしてくれるスパイスのような役目を果たしているのがFifth Freedom of Flightなんじゃないかなーと思います。
皆さんFifth Freedom of Flightで楽しかった!というルートありましたら是非コメントでシェアしてください!
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