バックグラウンド
クレジットカードのベネフィットでTravel delay insuranceというものがあります。チケットを購入する時にそのクレジットカードを支払いに使うだけで使えるベネフィットです。
特典航空券の予約にもTravel delay insuranceが使えるクレジットカードがいくつかあります。Chaseが発行するSapphire Reserve, Ritz-Carlton、そしてCapitalOne Venture Xなどが有名です。
さてここで質問です。Travel delay insuranceは乗り継ぎ先で飛行機が遅延やキャンセルになった時に発動するベネフィットです。ということは、ほぼ毎回直行便にしか乗らない人にとってはTravel delay insuranceは必要ないのか?
色々考えてみたので、この記事でシェアしたいと思います。
Travel delay insuranceが使える条件
こちらはSapphire ReserveのTravel delay insuranceが使える条件です。
The Trip Delay Reimbursement benefit will reimburse Your reasonable additional expenses incurred during a Covered Trip delay, including meals, lodging, toiletries and medication.
こちらがCovered tripの定義↓
Covered Trip – a period of travel that does not exceed three hundred sixty–five (365) days away from the Eligible Traveler’s residence to a destination other than the Eligible Traveler’s city of residence for which the Eligible Traveler’s cost of transportation for the Common Carrier has been charged to the Account and/or rewards programs associated with the covered Account
ざっくり訳をすると、自分が住んでいる都市以外で、Sapphire Reserveを使って支払った旅行。ここで大切なのは、「自分が住んでいる都市以外」
つまり、自分のHome airportで遅延やキャンセルがあったとしてもTrip delay reimbursementは使えません。
直行便って自分が住んでいる都市の最寄空港からどこかへの旅行で、最寄空港での遅延やキャンセルに対しては使えない。つまり往路の直行便チケットにTravel delay insuranceがついてこないという意味です。
逆に帰り復路は最寄空港への旅行なので、出発先で遅延やキャンセルがある場合は直行便だったとしても使えるということになります。
まとめると、直行便の場合、Travel delay insuranceが使えるのは復路便のみ。直行便にしか乗らない人でもTravel delay insuranceが使えるクレジットカードは役に立つ!ということです。
今までの我が家のHome airport (OMA & AUS)
今まで我が家はネブラスカ、そしてオースティンが最寄だったので、ほぼ毎回どこに行くのでも乗り継ぎが必要でした。なので遅延やキャンセルなども何度か遭遇したのでTravel delay insuranceは必須でした。
ところが、今年ダラスに引っ越してきてついに日本への直行便(もちろんそれ以外にもたくさん)があるDFWが最寄空港です。
幸いなことにいまのところほとんどは特典航空券の予約は直行便。直行便を予約する時に今までの癖でRitz-CarltonクレジットカードやSapphire Reserveを使っていましたが、直行便で乗り継ぎ先で遅延したりキャンセルしたりすることってないよな?
もしかしてTravel delay insuranceがついてくるクレジットカードを持っている必要ってないのかな?
と思い、この記事を書いてみることにしました。
その結果、復路は直行便でも今まで通りTravel delay insuranceがあるクレジットカードで予約するのが良さそうだというのがわかりました。
しかし、往路は遅延やキャンセルしてもクレジットカードについてくるTravel delay insuranceが使えないなら特にこだわる必要ないのかなーというのが感想です。
まとめ
直行便でも復路ならTravel delay insuranceがついてくるクレジットカードを使うことにより、遅延やキャンセルの場合はカバーされる。
だからいいTravel delay insuranceが使えるクレジットカードをKeepする価値はある。
当然ながら乗り継ぎ便よりも直行便の方が確率で考えた時に、遅延やキャンセルされる可能性が低いので、Travel delay insuranceのためだけに高い年会費を支払うのは嫌!という方は無理にKeepする必要はないのかなーなんて思いました。
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