バックグラウンド
春と冬によく相談されることが、「本帰国が決まったけどどのクレジットカードをアメリカから日本に持って帰るのがいいのか?」
2019年にブログ記事を書いてみて、その時の結論はできる限りアニバーサリーベネフィットだったり、持ってるだけでステータスもらえるようなホテルクレジットカードがいいんではないか?という提案をしました。特にHilton AspireとRitz-Carltonは年会費が高いけどそれ以上の価値があるから持って帰る価値がある。と説明しました。
この記事では日本でアメリカのクレジットカードを使ってホテルポイントを貯める場合はどのホテルチェーンを狙うべきか?そしてどのクレジットカードを持って帰って使うべきなのか?というのを分析してみました。
日本でモバイルSuicaとして主に使う
(画像はJR東日本ウェブサイトより)
前提として、日本で使う場合はモバイルSuicaやPasmoにチャージして使うという仮定で話を進めたいと思います。アメリカのクレジットカードをモバイルSuicaなどのチャージに使うとトラベル扱いとなるので、ボーナスカテゴリー扱いとなりポイントがたまりやすいというベネフィットがあります(アメリカ在住で日本への一時帰国者がどうすればモバイルSuica使ってポイント貯めれるかはこちらの記事を参考にしてください)
モバイルSuicaやPasmoにチャージしてトラベル扱いになるので有名なカードが
- Amex Personal Green ($150): x3
- Ink Preferred ($95): x3
- Sapphire Reserve ($550): x3
- IHG Premier ($99): x5
最後のIHG PremierはInk PreferredやCSRと同じChaseが発行しているクレジットカード。なのでモバイルSuicaもトラベルカテゴリーとなるはず(ならない理由がない)で、IHGホテルが最近ステータスベネフィット改善したので追加しました。
Marriott
Marriottポイントって意外に貯めにくいです。Marriottホテルに泊まる以外で一番効率よく貯めるにはAmex Personal Greenを使いx3貯めて、Marriottにトランスファーする方法かと思います
Marriottのトップブランドは1泊120,000ポイント
これをモバイルSuica/Pasmoで貯めるには$40,000も使わないとできません(頑張って1年に1泊分ぐらいでしょうか)
でもMarriottの特典宿泊は5泊目が無料(=20%引きになる)ので、これを考慮すると5泊をトップブランドですると96,000ポイント必要となります(120k x 80%)。このポイント数を貯めるには$32,000使う必要がある。
もちろんAmex Personal GreenにはMarriottステータスついてこないので、ステータスもほしい!という場合は追加でクレジットカード作って宿泊数稼いだりする必要があります=Amex Personal Greenの年会費150ドル++でかかる。
Hilton
Marriott同様、Hiltonホテルに泊まる以外で一番効率よく貯めるにはAmex Personal Greenを使いx3貯めて、Hiltonにトランスファーする方法かと思います。
HiltonのトップブランドはMarriottと同じで1泊120,000ポイント
MRポイント→Hiltonのトランスファーは1:2なので、これをモバイルSuica/Pasmoで貯めるには$20,000使う必要があります。
Hiltonの特典宿泊は5泊目が無料(=20%引きになる)ので、これを考慮すると5泊をトップブランドですると96,000ポイント必要となります(120k x 80%)。このポイント数を貯めるには$16,000使う必要がある。
これまた上記のMarriottと同じ問題にぶち当たるのですが、Amex Personal GreenにはHiltonステータスついてこないので、ステータスもほしい!という場合はHilton Surpass/Business ($95)を作りGoldになるか、Hilton Aspire ($450)でDiamondになる必要があります。
この点Marriottと違うのはトップステータスのDiamondがHilton Aspire持ってるだけで手に入る点です。
Hyatt
Hyattポイントを貯めるにはInk PreferredかSapphire ReseveでモバイルSuica/Pasmoという仕組みが👍トラベルカテゴリーなのでx3貯まります。
Hyattのトップブランドは1泊45,000ポイント(カテゴリー8のピークプライス)
URポイント→Hyattのトランスファーは1:1なので、これをモバイルSuica/Pasmoで貯めるには$15,000使う必要があります。
HiltonやMarriottとは違いHyattは5泊目無料というベネフィットがありません。なのでここでストップ。もちろんどれだけInk PreferredやCSR使ってもHyattのステータスは取得できません。Hyattトップステータスであるグローバリストはクレジットカード持ってるだけでは手に入りません。
IHG
IHGポイントを貯めるにはInk PreferredかSapphire ReseveでモバイルSuica/Pasmo使うのも可能ですが、IHG Premierを使うとトラベルカテゴリーでx5となります。
IHGのトップブランドはHilton, Marriottと同じで1泊120,000ポイント(みんなマネしてるんですね)
これをモバイルSuica/Pasmoで貯めるには$24,000使わないとできません
でもIHGの特典宿泊は4泊目が無料(=25%引きになる)ので、これを考慮すると4泊をトップブランドですると90,000ポイント必要となります(120k x 75%)。このポイント数を貯めるには$18,000使う必要がある。
IHG Premierのベネフィットの1つに年間$40,000使うとトップステータスのDiamondになれるというものがあります。最近ベネフィットが発表されましたが朝食が2人分無料になったり、当日空きがあればスイートにアップグレードされたりと結構いい内容です。
IHGの場合、ステータス取得のために追加でクレジットカードを持つ必要がないので年間$40,000使えるなら一番コストが低く日本でステータス保てるホテルチェーンです。
まとめ
テーブルにまとめてみるとこんな感じです↓
Marriott | Hilton | Hyatt | IHG | |
---|---|---|---|---|
トップホテル1泊 | 120,000 | 120,000 | 45,000 | 120,000 |
特典1泊分に必要決済額 | $40,000 | $20,000 | $15,000 | $24,000 |
特典1泊分に必要決済額(4th or 5th night free) | $32,000 | $16,000 | N/A | $18,000 |
ステータスいらない&年会費は安く→Hyatt
ステータス欲しい&年間$40,000も使わない→Hilton
ステータス欲しい&年間$40,000クリアできる&年会費は安く→IHG
ちなみに上記の計算にはMRポイントのMarriottやHiltonトランスファーボーナスは考慮していません。これがベースラインということで理解してもらえるといいかと思います。つまり、MarriottとHiltonに関しては1泊に必要なポイント数を貯めるのにもうちょっとSpend少なめにできる。
MarriottはLifetimeステータス目指してる人とか、出張でMarriott使う人、そしてステータスのためならクレジットカード3枚分の年会費(=Brilliant $450 + Business $125 + 日本Marriott Premium 約$450 = 1,025)支払える人なら狙う価値あるのかもしれません。
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