バックグラウンド
元々AAとHyattはパートナーで、アカウントをリンクしていればキャッシュでの滞在または航空券利用の時はステータスに応じてポイントが貯まるシステムでした。
こんな感じでアメリカンのチケット購入するとHyattポイントが貯まり↓
Hyattにキャッシュで泊まるとアメリカンマイルが貯まる↓
このベネフィットが2025年から変更となります。
相互のポイントが貯まらなくなる
上記で説明した通り、今まではアメリカンで飛ぶとアメリカンマイルとHyattポイントが貯まり、逆にHyattに泊まるとHyattポイントとアメリカンマイルも貯まるというある意味二重取りベネフィットでした。
これが廃止されます。
ものすごく貯まるというわけではなかったけど、出張が多い人などは結構貯まったのではないでしょうか?
少しでもアカウントにActivityがあるということで、マイルやポイントの失効を防ぐこともできたのもベネフィットの1つだと思います。
HyattのMilestoneにAAのベネフィット追加
HyattのMilestone rewardsはこちらを参考にしてください。ここにAAのベネフィットが追加されます。HyattのベネフィットかAAのベネフィットを選ぶか選択しなくてはいけません。
20: 2 Preferred seat coupons
30: 2 Preferred seat coupons
40: 2 Main Cabin Extra seat coupons
50: 2 Main Cabin Extra seat coupons
70, 80, 90: AA Gold status
100, 110, 120, 130, 140, 150: AA Platinum Status
20-50でもらえるシートアップグレードですが、所詮エコノミークラスなのでHyattのベネフィットを犠牲にする価値はありません。
AA Goldもステータスを利用するぞ!と思うと微妙なので、エアラインステータスを使いたい!という人にはAA Platinumがおすすめです。ただし100泊する必要があるので誰しもが到達できるレベルじゃないのが残念な点です。
AA GoldはワンワールドSapphireなのでビジネスクラスラウンジを利用することが可能(本人+1人ゲスト)ステータスは取得した日から丸1年+そこから3月末までです。つまり、2025年5月に取得したら、丸一年の2026年5月、そして次の3月末=2027年の3月末まで有効ということになります。
裏技的なのが使えないかな―と頭をひねりましたが、どうも上手に設定されているので無理そうです。例えば、2025年12月末に100泊到達する、そしてMilestone rewardsは90日以内に選択しないといけないので、3月末にAA Goldを選択できる。ですが丸1年+次の3/31までということで、2027年3月31日までのステータスしか取得できない設定となっております。
AAステータス1日券
Hyattポイントとステータスを1日使えるベネフィットを交換することが可能となります。
Gold1日券は5,000Hyattポイント
Platinum1日券は8,000Hyattポイント
Platinum Pro1日券は12,000Hyattポイント
Globalistは上記2枚ずつまで交換でき、それ以下のステータスはGoldかPlatinumのみです。
で、実際どんな魅力があるのか?ですが、一応ベネフィットにはアップグレードも含まれますが、実際は余程のマイナー路線や早朝&深夜便でない限りアップグレードされる可能性は低いです。
なので実際に確実に使えそうなベネフィットとしては、Priority check inとラウンジアクセスです。Priority check inはビジネス&ファースト、そしてステータスある人のみが使えるあの特別カウンターです。
ラウンジについてはPlatinumならビジネスクラス、Platinum Proならファーストクラスラウンジを利用することができます。本人+1人ゲストがラウンジアクセスルール。
一見使えそうなベネフィットですが、そもそも1日の定義は24時間なのか?その場合はチェックインしたタイムゾーンが基準となるのけ?乗り継ぎがある場合で日にちを跨ぐ場合はどうなるのか?などまだはっきりとわからない点があります。これは実際使えるようになってからのデータを待つしかありません。
そして、2枚同時に交換すれば合計4人がラウンジ使える!ということは家族で使える!と思ってしまいますが、ラウンジアクセスは本人+1人ゲストというのがルールですので、自分が2枚交換して家族4人でラウンジ使うことはできません。
4人でラウンジ使いたい場合は、夫婦でそれそれ1枚ずつ交換して、子供をゲストとして連れて入る形となります。ファーストクラスラウンジに入れるPlatinum ProはGlobalistのみが使えるベネフィットなので、家族4人でファーストクラスラウンジで寿司を食べるとなると、夫婦どちらもGlobalistでないといけません。
いや~なかなかうまく考えられてますよね。
AAに追加されたベネフィット
40,000 loyalty points: 無料宿泊券1泊(カテゴリ―4まで)
100,000 loyalty points: Hyatt Discoverist
125,000 loyalty points: 無料宿泊券1泊(カテゴリ―7まで)
などなど
Loyalty pointsなので特典航空券を予約する時に使うアメリカンマイルではありません。ステータスの基準となる数値がLoyalty pointsなので、特に〇〇マイルを使って上記の物と交換する!という感じではなく、Loyalty points到達すると自然とHyattアカウントに上記のベネフィットが入ってくる感じです。
今までもポイントが無料宿泊券やステータスになるという感じですが、無料宿泊券は期限があります。そしてDiscoverstなんて使えるステータスとは言い難い。かなりしょぼいベネフィットのように感じます。
まとめ
今までよりも確かに選択肢は増えるのでその点では改善と捉えることができるでしょう。しかし実際見てみると、上手に使うにはちゃんと計画しないといけないので、単純に喜ばしいニュースでもないのかなーという印象です。
唯一勝ち組はHyatt好きで今までエアラインステータスがなかった人たち。ひたすらHyattの宿泊数を増やせば今まで通りHyattを満喫しつつ、AAのPlatinumをAAクレジットカード1ドルも使うことなく、AAに1度も乗ることなく達成することが可能です。
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