バックグラウンド
世界中にはたくさんのエアラインが存在します。
そしてエアラインの数だけマイレージプログラムが存在する。
エアラインは自分たちのマイルを貯めて欲しいから、他社とパートナ提携やアライアンス提携して世界中どこでも行けるよ~!とアピールしています。
つまり、ANAマイルを貯めればANA便だけではなく、スターアライアンス提携エアライン(ユナイテッド、エアカナダ、シンガポール、アシアナ、ルフトハンザなど)にも乗れる。
だからANAが就航している国以外への旅行もできます。それがアライアンスの最大の魅力。
ですがこのアライアンスが徐々に崩れつつあります。
この記事ではANAが自社会員を優遇しビジネスクラスの特典枠を多めにリリースしていることについてみなさんとシェアしたいと思います。
ビジネスクラス特典枠を制限しているエアライン
マイルを使ってのファーストクラス特典航空券を制限するエアラインは徐々に増えてきました。
しかし、ビジネスクラス特典航空券の空席を制限するエアラインは今現在ではほんの一握り。その例がこちら↓
FinAir:出発60日以内でないとパートナーに空席リリースしない。自社会員には特典の空席がある分だけリリース
Singapore:長距離路線(8時間以上のフライト)の特典航空券は自社会員にのみリリース
Cathay: ビジネス&ファーストともに自社会員に多めにリリースされている
ここにどうやらANAも加わっていくようです。
ANAのビジネスクラスが自社会員には多くリリースされる
百聞は一見に如かずということでスクショを載せます。同じスターアライアンスのUnitedとANAどちらのマイルを使ってもお互いのフライト予約できるはずです!が!結果はこちら
Unitedの検索画面。5/11-14はANAファーストクラス空席あるみたいですが、5月は他に空席なしと表示されます。1日1日クリックしても出てきませんでした。
ないはずのANAビジネスクラスの空席がANAウェブサイトでは出てきました
同じようなことに気づいたのは私だけではなかったようです↓
以前、同じくANAの自社サイトで空席が表示されるのにユナイテッドには出表示されないことがありました。ユナイテッドに開放しているANA便の空席数を絞っているのだと思いました。ユナイテッドの方がUI使いやすいですが、ANA便にこだわる場合はANAのサイトで検索しています。。
— おろちまる@DC/Virginia (@orochi_mile) June 19, 2020
他のANA路線全て調べたわけではありませんが、私が調べたのは新しいビジネスクラス&ファーストクラスが搭載された路線。おろちまるさん↑が調べたのは旧プロダクト路線。
ということは1路線だけの特別な例外として扱えません。2路線同じようなことをANAがやっているのであれば徐々に他の路線も同じようになってくる可能性が高い。
問題点
ANAのトップステータスのダイアモンド会員だと他の人よりも余分に特典空席が用意される。ということは有名な話です。
トップステータス保持者に優遇するのは当然でしょう。それだけANAにお金落としてくれる大切なカスタマーですから!
問題はそこでStopしないことです。ANAマイル持っている人全員に優遇する措置をANAは採用した(ANAマイルたくさん貯まる日本在住者には最高)
でもせっかくアライアンスあるのに、こんなことをやっていてはアライアンスの意味なくなるんじゃ?というのが私の第一印象です。
だって、アライアンス同じエアラインであれば1社のマイルを貯めるだけで世界中旅行できるというのが魅力なはずなのに、今回ANAのように自社会員のみ優遇するとUnitedマイルためている人はANAが就航するビジネスクラス路線に乗れない。
ということになります。
もし他社も同じようにしたらどうなるでしょうか?
シンガポール航空は自社会員にのみ特典ビジネスクラスをリリース
タイ航空も自社会員にのみ特典ビジネスクラスをリリース
アシアナ航空も自社会員にのみ特典ビジネスクラスをリリース
こうなったらANAマイルを頑張って貯めた人たちはANA便以外のビジネスクラス乗れなくなってしまいます。
ANAのビジネスクラスは人気で空席も少ない。予約が大変と日本で知られています。ANAマイルを使ってビジネスクラスに乗るにはアライアンスメンバーエアラインを利用すると👍
その方法が使えなくなる可能性が出てきます。
そうなってしまったらANAマイル貯めたがる人いないのでは?
対策
エアラインマイルはエアラインが自由にルール決めることができるので、カスタマーの我々がどんなに騒いでも最終的に決定権があるのはエアライン。
ANAマイルだけを貯めた方がお得なのか?
一番の解決策は色んなエアラインにトランスファーできるポイントを中心に貯めることです。
特にANAにもトランスファーできるMRポイントを貯めるのが一番かと思います。
今後よりフレキシブルポイントの価値が上がっていくと考えられます。
まとめ
今のところANA自社会員が優遇されている状態なので、ANAマイル貯める人にとってはプラスです。
他のスターアライアンス特典も予約でき、ANAのフライトに関しては余分に空席がある。
これを良く思わないANA以外のスターアライアンス加盟エアラインマイルを貯める人は少なからずいるはずです。
住んでる国によってはANAマイルは飛ぶ以外に貯めれない人もいると思います。
同じように自社会員を優遇するエアラインが増えてくると、ANA会員にとっては打撃になります。
そうならないことを願いたいです。
皆さんは自社会員に多く特典枠をリリースすることに賛成ですか?それとも反対ですか?
コメント欄で意見シェアしてください。
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