バックグラウンド
人って限られた条件下の中でどうにかしようと工夫し努力することで、新たなことを発見しやすい傾向があります。マイル&ポイントの世界も同じです。
最初から全てのクレジットカードが作れて、全てのマイル&ポイント、全てのステータスがあったら持っているマイル&ポイントをどのように使ったらより効率よく使えるか?なんて考えるわけありません。
私の好きなブログFrequent Milerのチャレンジ企画で前回はハワイ片道が7,500マイルでできるという方法が発見されました。今年は3 cards, 3 continentsというチャレンジ。
チャレンジが始まったわけですが、1つとても気になった点があります。この記事では気になった点を取り上げたいと思います。
チャレンジルール
詳しいルールなどはFrequent Milerの記事を読んでいただきたいのですが、ざっくりと説明すると、3人が順番に3つクレジットカード選び、その入会ボーナスを使い3大陸旅する!というものです。
クレジットカード3枚あれば3大陸旅行できるぜ!という証明にもなるし、とても夢のある企画です。
選んだカード
3人が選んだカードがこちらです(記事はこちら)
Nick
- Capital One Venture
- Amex Platinum (Schwab)
- Barclays AAdvantage Aviator Business
Stephen
- Amex Platinum
- Barclays AAdvantage Aviator Red
- Chase Ink Unlimited
Greg
- Amex Personal Gold
- Citi Premier
- Marriott Bonboy Boundless
皆さんは気になった点ありますか?
Chaseクレジットカードが1枚しか選ばれてない
クレジットカードで一番魅力的なのはChase!という印象を持っている人は多いでしょう。なのに3人の選んだクレジットカードでたった1つしかChaseありません。しかもStephenが選んだChaseクレジットカードはCSRでもCSPでもHyattでもBAでもIHGでもないInk Unlimitedです。
マイル&ポイントの世界では最初にChaseを作れ!Chaseを優先せよ!
とアドバイスが飛んでいますが、マイル&ポイントのプロであるFrequent Milerの3人はほぼChaseを無視しました。
Chaseクレジットカードが選ばれなかった理由
今回のチャレンジの条件の1つにTravel budgetが1,000ドルというのがあります。この1,000ドルから選んだクレジットカードの年会費を支払わないといけません。残った金額からホテル、電車、バス、ビザ、特典航空券の諸税などを支払わないといけません。
つまり、年会費が高いクレジットカードを選んでしまうと現金がなくなるので特典航空券でサーチャージあるものは予約できなくなったりします。なので貯めるポイントはできるかぎりトランスファーして使えて、さらに現金としても使えるポイントが好まれます。
Chaseクレジットカードの問題点は入会ボーナスがそこまで多くないこと。トランスファーパートナーでまともなのはHyattのみ=ホテルにしか使えない。という点です。
URポイントを直接現金化できないので、このチャレンジには合わない。ということも理由の1つでしょう。
もう1つ理由があるとすれば、3人はあえて有名なChaseを避けることで新たなDealなどを探そうとしている可能性があることです。ChaseのURポイントやクレジットカードはどのブログにも詳しい説明があります。
ほぼ知り尽くした感があるので、URポイントを中心に貯めて使っても既存の情報以外に出てこない可能性がある。そうなると情報発信ブログとしてはただの企画で終わってしまって、読者に新たな使い道を提案できない。
それよりは今まで取り上げられてこなかったポイントを使ってみることで、色んな可能性に気付くかも!と考えてあえてChaseを選ばなかった可能性があります。
ここからは私の憶測ですが、Chaseクレジットカードを優先せよ!とアドバイスされた時からChaseクレジットカードの入会ボーナスはほぼ変化なく、他のAmexやCapital Oneはその時から比べて入会ボーナスが増えた。
Barclaysが発行するクレジットカードは今までもミニマムスペンドの金額が少ない、年会費も安めな割りに入会ボーナスが多い傾向がありました。
なのでChaseクレジットカードすごい!と言われ始めた時みたいにChaseクレジットカードはすごくはなくなってしまったのではないかと思います。
何事も他の物との比較で価値が決まるので、Chaseクレジットカードの価値は以前に比べて下がった。それは周りが良くなってるのにChaseは改善されていないから。だと思います。
まとめ
〇〇した方がいい。〇〇〇から作った方がいい。
そのようなアドバイスがありますが、結局は目標に応じてそのアドバイスが正しいか間違っているか変わってしまいます。
必ずしもChaseクレジットカードを最初に作らなくてもいいし、常に4/24以下を保つ必要もないのです。Chaseを常に作れる状態にしている=他のいいDealを見逃している可能性もあるからです。
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