これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください
目次
バックグラウンド
8月中旬に発表されたマリオットのオフシーズン/ハイシーズンで必要ポイント数が変化するシステムについて前回の記事で詳しく紹介しました。
新しいカテゴリ―が設定されて、時期によっては少なめのポイント数で宿泊できるというのが一応マリオットとしては売りらしいですが、数日考えてみたところ我々消費者にとってはデメリットばかりだ!ということに気づいたので今日の記事で皆さんと私の考えをシェアしたいと思います。
オフシーズン/ハイシーズンのバランス
オフシーズン/ハイシーズン、Dynamic Pricing、またはAlgorithmとも呼ばれるこのシステム。
どうやら単純に何月何日~何日まではオフシーズン!年末はハイシーズン!
と言った簡単なものではないようです。
こちらOne Mile At a Timeのオフシーズン/ハイシーズンに関する記事の一部です↓
- Across the entire portfolio, standard rates will be offered the majority of the time with the rest being an equal distribution of peak and off-peak
- Peak and off-peak pricing will extend to all 7,000 Marriott Bonvoy properties worldwide
オフシーズン/ハイシーズンは世界中マリオットホテル全てでオフシーズン/ハイシーズンの割合が50/50となる。
ということは極端な話、マリオットのトップブランドのSt.Regis, Ritz, JW Marriott, W Hotelなどは一年を通してハイシーズン価格にして、カテゴリーが下のTownePlaceなどを一年通してオフシーズン価格にする。
下のカテゴリーホテルの方が数は多く、トップブランドは少ないため常にトップブランドがハイシーズン価格となるように調整できる。
するとマリオットホテル全体でみるとオフシーズン/ハイシーズンの割合が50/50を保つことが可能。
なので祝日、季節など関係なくトップブランドはいつもハイシーズン価格となる可能性が非常にありえます。
1か月単位でオフシーズン/ハイシーズンがアップデートされる
事前に自分が泊まるホテルの日程だとハイシーズン価格なのか、スタンダードなのか、オフシーズン価格なのはわかりません。
わかるのは1か月前。
ここで問題になるのは、1か月前にチェックしてみて以前予約したポイント数よりも少ないオフシーズンだから一度予約をキャンセルして再度予約しよう!そうした場合、キャンセルした部屋がそのまま特典枠に戻らない可能性が出てきます。
理由は宿泊日1か月前のためホテル側もある程度どれぐらい空室があるか予想できるので、空室がなさそうであればキャンセルされた部屋を特典宿泊用として提供しない方が採算がとれます。
旅行1か月前なのでフライトは全て予約済みの人が多いはずです。その状態でホテル予約ができなくなってしまえば最悪です。
しかしマリオットはルール上それができます。キャンセルされた特典宿泊はまた特典宿泊用にリリースしないといけない!というルールはどこにも記載がありません。
キャンセルポリシー
ハイシーズン/オフシーズン価格がわかるのが1か月前だと説明しました。
じゃー特典宿泊を無料でキャンセルできるのが1か月以上前ならどうなるのか?
もちろん1か月前にオフシーズンとなってもキャンセルできなければ変更できませんよね?
ん?だいだいキャンセルポリシーって厳しくて宿泊7日前ぐらいまでじゃなかったっけー?
と思った方!こちらご覧ください↓
St Regis Aspenのキャンセルポリシーです。宿泊の60日も前にキャンセルしないと無料でできません。
今のところこのようにキャンセルポリシーが厳しいホテルはここと、あと1つ(どこのホテルか忘れちゃいましたが)しかありません。
けど今後トップカテゴリーのホテルが同じようにキャンセルポリシーを厳しくならないという保証はどこにもありません。
最悪、超人気トップカテゴリーホテルは上記のSt Regis Aspenと同じように無料でキャンセルできるのは1か月以上前から!という状況も大いにあり得ます。
Dynamic pricing&ハイシーズン/オフシーズン導入
Hltonがホテルチェーンでは初めてDynamic pricingを採用しました。
そして今回マリオットはハイシーズン/オフシーズン制を導入。
理論的に考えてホテルの数が多いIHGが次に同じようなシステムを導入する可能性が高いと考えられます。
もちろんその次はHyatt。。。
すると今のエアラインマイルと同じような状況になってしまいます。以前に比べて少ないマイル数ですごい得をできるシナリオが減ってきました。
同じように同じホテルポイント数でも以前は大変得に宿泊できていたのに、今後は徐々にお得感が薄れてしまう可能性が出てきます。
特典宿泊の計画が立てにくくなる
以前まではSt.Regis Maldivesは空室さえあれば一年中1泊85,000ポイント(一時的に60,000ポイントになりましたが)で泊まれる!
最低5泊したいし、5泊連泊ですれば5泊目は無料になるから必要なポイント数は・・・
85,000 x 4 = 340,000ポイント
で今持っているポイント数は200,000ポイントだからあと140,000ポイント必要なんだ!
ということは、夫婦でマリオットのクレジットカード1枚ずつ作れば余裕じゃん!
というように計画立てやすかったのですが、ハイシーズン/オフシーズン導入によって特典宿泊の計画が立てにくくなります。
まず、1か月前まで泊まるホテルはどれぐらいポイントが必要かはっきりしない。
85,000ポイントかもしれないし、もしかすると70,000ポイントかも!いやいや、100,000ポイントの可能性だってあり得る!
そして5泊連泊ですると5泊のうち無料となるのは一番ポイント数が少ない日。
それも1か月前にならないと、70,000か85,000か100,000ポイントかわかりません。
つまり結局確実に行きたければ1泊100,000ポイントで計算しないといけない。5泊するには・・・
100,000 x 4 = 400,000ポイント
念のため貯めないといけなくなります。
340,000かもしれないし400,000ポイントかもしれない。何かここまで来ると計画立てるの面倒になってきますよね。
まとめ
この記事で紹介したことはマリオットのハイシーズン/オフシーズン導入の発表を詳しく分析してみて、最悪の結果こうなるかも!ということで私の意見をシェアしています。
なので願いは記事に書いたようにならないことですが、念のため最悪のシナリオにも対応できるようにしておけたらいいなーと思います。
マリオットホテルグループは世界で一番大きいホテルグループです。
ハイシーズン/オフシーズン導入した!というニュースだけですが、何か裏がありそう。
その裏とはこの記事で書いたようなことではないか?そうだったら非常に困ります。
皆さんはどう思われます?
マリオットはいいホテル!そんなことはしない?
それとも言われてみればかなり可能性ありかも?
是非コメント欄で意見を聞かせてください。
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陸さん、
全く同じこと考えてました、トップカテゴリーは100Kで計算したほうが良さそうですね・・・
8.5Kでも、おいおいって思いましたが。
全体で50/50って詐欺ですよね(笑)
せめて同一ホテル内での50/50にしてほしかったです。。。
今後はロードトリップでローカテゴリーホテルに使用するのが一番いい方法になっちゃうかもですね^^;
Alexさん
ついにアンチマリオットの仲間に入ります?w
何かマリオットは改悪を改悪として発表せずに、詳しく分析した人のみわかる改悪を色々仕組んでる気がします。
もちろんこの記事で書いたこと全てハズレればいいのですが。。。あまり期待できませんよね。
オフシーズンハイシーズンの話からは逸れますが、以前からディズニーワールドでの特典宿泊に少し興味がありました。有名なスワン、ドルフィンですが、空室検索かけたところ現在ポイントではご予約できません、との文字が… 空室なしではありません。ポイントでこのホテルは予約できませんと出てきます。そもそもカテゴリーアップでポイント足らなくなってるので興味本位の検索でしたが… マリオット統合で良かったことってあったのでしょうか…
DDさん
SPGの時は一泊10,000ポイントでした。つまりマリオットポイントだと30,000ポイントですね。
9月からはハイシーズンで60,000ポイントとなるようなのでバイトですね。
ポイントで予約できないと表示されたのはもしかすると宿泊人数が4人て1部屋とか検索しているからかもしれません。
ホテルによっては4人数以上だと2部屋予約しないといけないので空室表示されない可能性あります。
陸さん
ありがとうございます。そういうことかもしれませんね。ちょっと試してみますが、よりポイントが足らない…笑 Bonvoyカードはどれも作れなさそうですし、作れるのはBrilliantですが年会費とポイントのバランスが悪い… まぁ周辺のホテルでも充分そうですけどね。
今回のシステムは本当に厄介ですね。。。
トップカテゴリーに5連泊したい場合は、40万ポイントどころか最悪43万ポイント覚悟しておかなければいけないかもしれませんよね。(例えば1日だけオフシーズン日が含まれている、とか)
マリオットは入会ボーナスもイマイチなカードがこのところ多いですし、何だか客離れする要素しかない気がする今日この頃です。
せっかく魅力的なブランドが多いホテルグループなのに、勿体ないですね。。。
あ、43万はあり得ませんね。40万がMAXで正しいですね(汗
失礼しました。
Hisaさん
そうなんですよねーマリオット系ホテルはいいホテルが多いのですが、段々ポイントでの特典宿泊が難しくなってきましたね。
ステータスベネフィットも複雑にしましたし。例えば、ステータスがあっても朝食が全てのホテルではなく限られたホテルのみで無料。提供される朝食もバラツキあり。
クレジットカードの入会ボーナスも多くない。ヒルトンに人が流れて行く気がします。