これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください
バックグラウンド
2019年4月にユナイテッドは特典チャートの廃止を発表しました。2019年11月15日からDynamic pricingになるということでした。
そこでユナイテッドが言ったことは、スターアライアンス特典チャートは最終的に廃止するが、必要マイル数などの変更はない。
それから1年後の今、スターアライアンス特典チャートはなくなりました。
約束していた必要マイル数が変わらないということについてですが・・・残念!見事にユナイテッドはカスタマーのことを裏切ってしまいました。
スターアライアンス特典航空券の必要マイル数が10%増えました!
10%増えるのは7/1から!
エコノミー&ビジネス&ファースト全て10%増し
変更前のアメリカ⇔日本のスターアライアンス特典片道必要マイル数
エコノミー:35k
ビジネス:80k
ファースト:110k
これが2020年7月1日以降は10%増しになります👇
エコノミー:38.5k
ビジネス:88k
ファースト:121k
(7/1を境に必要マイル数が増えているという情報はLive and Lets’ flyより)
こちらがその証拠
アメリカ→日本
その反対、日本→アメリカも同じ
日本国内は場合によっては10%増しの5,500マイル
まだ5,000マイルで予約できるルートもあります(10%増しになるのは時間の問題でしょう)
Excursionistを使った特典(HND-FUK/EWR-LAX/HND-CTS)
これは今まで通り使えます
問題点
ANAだけではなく、アシアナ、ルフトハンザなど他のスターアライアンス加盟エアラインの必要マイル数も10%増しになっています。
問題は3つ
- 問題1:スターアライアンス特典は必要マイル数変わらない!と言ったのに変えた
- 問題2:事前告知一切なし
- 問題3:コロナの影響でキャンセルたくさんされたこの状況で改悪
問題点1に関しては、マイレージプログラムというのはLoyalty programと呼ばれていて、エアラインのファンを作るために作られたプログラムです。
ファンに嘘ついちゃったわけですよね。ユナイテッド航空
時代の流れと共に変化していくことは企業として必要なことです。でもファンに一切事前の告知もなくこっそり改悪するのはどうなの?
改善する時はどうでもいいような細かいことを大きく発表するのに、改悪は誰も気づかないようにこっそり。
今コロナの影響で予約していた特典航空券をキャンセルしている人は過去最大でしょう。私も合計4つユナイテッドマイルを使い特典航空券予約していました。全てキャンセルすると300kマイルほどにもなります。
10%増しになるのは7/1。7/1以前にキャンセルして戻ってきたマイルを使って旅行なんて今現在無理。
ということはコロナの影響でキャンセルした人は7/1以降のフライトに使う人が99%でしょう。その人たちが予約をするとき今までよりも10%多くマイルが必要。
そう、キャンセルした特典航空券を2021年に全く同じように予約しようと思ってもマイルが足りないのです!
理由はユナイテッドが改悪したから。
まとめ
なぜユナイテッドの一番のファンであるマイルを貯めたりステータス所持している人(マイルたくさんある)に対してこんなことをするのか?
わざと一番コアなファンを切りたいのか。全く謎の行動です。
エアラインマイルを中心に貯めるのではなく、フレキシブルポイントを貯めて、必要な時にトランスファー
貯まったマイル&ポイントは使う!貯め続けないことが大切です。
おまけ
スタアラは10%増しですが、ある方法を使うと今までと同じマイル数で予約ができます。
その裏技とは・・・
スタアラ以外の提携エアラインを1便でも入れて、UAとUAの子会社は入れないこと
スタアラ以外の提携エアラインの例
Air Japan
ANA wing
AirDO
Star Flyer
Blue1 Oy
などなど
つまり、スタアラとスタアラ以外の提携エアライン1便でも入れれば10%増しにならない。
逆にスタアラだけだと10%増し
例1
GMP-KIX (OZ)
KIX-HND (Star)
HND-LAX (NH)
KIX-HND StarFlyerでスタアラ以外の提携エアラインなので38.5kではなく35kです。もちろんOZとNHはスタアラ
例2
PVG-NRT (wing)
NRT-LAX (NH)
PVG-NRTはANA wingなので提携エアライン。NHはわれらがANAなのでスタアラです。これで35k。PVG-NRT間がANAであればもちろん38.5kになります。
例3
PVG-NRT (wing)
NRT-LAX (NH)
LAX-AUS (UA)
この場合最後にUAが入っているので38.5kででてきます。
つまり、スタアラと提携エアラインを組み合わせると10%増しにならない。
でもここにUA便を入れてしまうと10%増しとなる。
では提携エアラインとUAだとどうなるか?
UA便が入っているためチケットの値段に応じて必要マイル数が変動しますが、一番少なくて今まで通りの35k(アメリカ⇔日本の片道)。UAチケットが高ければそれ以上になります。
なのでANAに乗ってアメリカに来たい場合は、日本発は地方空港で提携エアライン。到着はANAが就航している空港までにしないと10%増しになってしまいます。
逆にアメリカから日本に帰る時にANA乗りたい場合、アメリカ国内線のUAを乗ったらOUT
そして10%増しを防ぐには成田、羽田、または関空到着後に地方空港への提携エアライン便を付け加えないといけない。
簡単に言うと・・・使いにくくなりました。たった10%、でも繰り返し使ったり、数名分の予約したりすると10%はかなり大きいです。
日本帰って自販機で飲み物買ったら前回は150円だったのに、今は165円だったら損した気分ですよね?あれと同じです。
今回ここまで詳しくルールを把握できたのは知り合いの飛行機YouTuberの山本さんのおかげです。
ツイッターでのやり取りや電話などして最終的に山本さんが、スタアラ、提携エアライン、UAとUAと子会社の関係性を発見したのは山本さん。
ぜひ飛行機レビューが好きな人は山本さんのYouTubeチャンネルも覗いてみてください↓(Kazが教えてくれました!とコメント欄で書き込んであげるとすごい喜ぶと思います😉)
https://www.youtube.com/watch?v=of0a1nDnesA&t=2s
>問題3:コロナの影響でキャンセルたくさんされたこの状況で改悪
←まさにこれです。
コロナで日本との往復キャンセルしたばかり。このタイミングで改悪するのは元々予定していたとしても印象悪いですよね。
>10パーセント増しを回避するルール
一読では良くわかりませんでした^^; ただ、ややこしくなったことはよーーーくわかります…そして、ユナイテッドの予約で使いたいルートは基本ANAかUnitedを利用。Unitedを回避したとしても、最寄り空港からアメリカの日本に就航している都市までは基本Unitedかその子会社…難しい。。。以下のルートならセーフかなと思ったのですが、合ってますでしょうか?
パターン①
シカゴまでは自力
シカゴー羽田(ANA)
羽田ー新千歳(AirDo)
新千歳ー国内地方都市(ANA)
パターン②
最寄り空港ートロント(エアカナダ)
トロントー羽田(エアカナダ)
羽田ー新千歳(AirDo)
新千歳ー国内地方都市(ANA)
今はUnitedのマイルは貯めておらず、使い切る予定で計画していたので10パーセント増しになるとマイルが微妙に足りないってことになりかねません。ほんと、マイルは早く使わないとですね。。。
UKAさん
複雑になってしまいましたよね。10%気にしないのであれば問題ないのですが、旅行人数が増えるときついでしょね。
パターン1と2ばっちりです!これで以前と同じマイル数で予約可能です。
ちなみにパターン3としてこんな感じもOKです
最寄り空港ーIAH(UA)
IAHーHND(UA)
HNDー国内地方都市(ANA以外)
最後の便だけAirDoとかStarFlyerとかソラシドとかANA wingなどのANA以外のANA子会社であれば35kで予約できます。
国際線がユナイテッドなので微妙なのがネックですが・・・
あと、今のところ旅行の需要がかなり下がっているので35kですが、ユナイテッドのチケットの値段が高騰すれば35k以上となります。
ありがとうございます!