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これからマイルを貯め始めたい方!どのようにすればマイルが貯まるか全てわかりやすく説明しているこちらの記事を参考にしてください。
先日「ちくわぶ」さんからコメントでAmex Platinum VS Citi Prestigeの比較をして欲しいという要望を頂きました。
このブログでは1つ1つのクレジットカードのレビューはしていますが、同じレベル(同じ年会費)のクレジットカードを横並びにして比較したことはありません。
クレジットカードを作りたての頃は年会費無料のクレジットカードを作る人が多いと思います、それが時間が経つとともに、年会費があるクレジットカードにも興味を持ってくる。
その時どのプレミアムクレジットカードにするべきか悩む。という悩みを持っている人またはなかなか決めれない人がいるのだと思います。
年会費を$400以上も支払うなら間違いたくない!そうみなさん思うはずです。
この記事ではプレミアムクレジットカードの花形3つのクレジットカード、Amex Platinum, Citi Prestige, Chase Sapphire reserveを比較してみたいと思います。
プレミアムクレジットカード:一般的に年会費が$400以上のクレジットカードを意味します。
1つ1つのクレジットカードレビューはこちらを参考にしてください
3つのプレミアムクレジットカード比較表
Amex Platinum | Citi Prestige | Chase Sapphire Reserve | |
---|---|---|---|
入会ボーナス | 60000~100000 | 40000 | 50000 |
年会費 | 550 | 450 | 450 |
トラベルクレジット | 200 (カレンダー) | 250 (カレンダー) | 300 (メンバーシップ) |
グローバルエントリー&TSA | 100 | 100 | 100 |
ラウンジ | デルタ、センチュリオン、Global Lounge | Priority pass select | Priority pass select |
ステータス | ヒルトンゴールド SPGゴールド(マリオットゴールド) | なし | なし |
インターネット | BOINGO | なし | なし |
トランスファー | ○ | △ | ◎ |
ポイント | X5:トラベル X1:そのほか | X3:トラベル X2:レストラン X1:その他 | X3:トラベル&レストラン X1その他 |
他のベネフィット | Uber $200クレジット Fine Hotels & Resorts | 4泊目無料 | なし |
全てのベネフィット(レンタカーの保険などなど)を書き出すととても長いリストになってしまうので、実際クレジットカードを作り使うであろうベネフィットをメインに話をします。
入会ボーナス
クレジットカードで一番大切なのは入会ボーナスです。
Citi Prestigeと Chase Sapphire reserveは最初は100000ポイントでしたが、今はそれぞれ40000ポイント(ちょっと前までは50000でした)と50000ポイント。
Amex Platinumは平均が60000ポイント。1年に1度ぐらいの頻度で100000ポイントに跳ね上がります。
普段の入会ボーナスは一見どれも同じようですが、年会費450ドルのクレジットカードでボーナスが40000ポイントのCiti Prestigeはあまり魅力的ではありませんね。
入会ボーナスだけで考えるのであればAmex Platinumが一番!そして年に1度のチャンスを逃さなければ(いつボーナスが多くなるかわからないし、多くなったオファーが1日以内でなくなる)、とてもいいクレジットカードです。
10万ポイントの入会ボーナスでAmex Platinumを作るには常にマイル&ポイント関係のツイッターやブログをモニターする必要があります。
今年、来年も過去と同じように10万ポイントのオファーがあるとは限りませんのでご注意を!
年会費
Amex Platinumが550ドルです!かなり高額ですね。
他の2つは450ドル。100ドル違うだけでも大分違います。年会費だけを見て判断するとAmex Platinumが一番悪いように思いますが、次のトラベルクレジットを考慮すると話が変わってきます。
トラベルクレジット
トラベルクレジットについて大切なのは3点
①カレンダーイヤーかメンバーシップイヤーか
②エアラインの指定はあるか
③チケット購入できるか
カレンダーイヤーとメンバーシップイヤーについての詳しい記事はこちらを参考にしてください。
Chase Sapphire reserveだけメンバーシップイヤーです。
つまり1年目で300ドルしか使えないのに対し、Amex Platinumは400ドル、Citi Prestigeは500ドルのトラベルクレジットが1年目にもらえます。
ここで年会費とトラベルクレジットの両者を考慮してみましょう。
Amex Platinum:550ドル年会費―400ドルトラベルクレジット=150ドル
Citi Prestige:450ドル年会費―500ドルトラベルクレジット=―50ドル
Chase Sapphire reserve:450ドル年会費―300ドルトラベルクレジット=150ドル
このように考えるとCiti Prestigeがお得だとご理解いただけると思います。
トラベルクレジットだけで年会費以上の価値が帰ってくる。
さらにAmex Platinumのトラベルクレジットには規制があります。
それはエアラインを選ばないといけないこと、一度選んだら1年間(カレンダーイヤー)は変更できないこと。
そして、ルール上旅行で発生する手数料にたいして適応されるクレジットなのです。
例えば、預け荷物費用などなど。
Citi PrestigeとChase Sapphire reserveはそのような規制はないので使いやすいです。
どこのエアラインで使ってもクレジットがもらえる。さらにチケットを購入してもクレジットがもらえる。
入会ボーナスだけ見ると一番よかったAmex Platinumはトラベルクレジットまでを考慮するとそこまでいいクレジットカードではないかもしれない。そんな印象です。
グローバルエントリー&TSA pre-check費用
これは3社$100まで出してくれるので引き分け。
ラウンジアクセス
Citi PrestigeとChase Sapphire reserveは同じラウンジアクセスがもらえます。
プライオリティーパスのラウンジはある程度大きい空港であればほとんどの空港にラウンジがあるので重宝します。
無制限でカード所持者+2名まで一緒に入れるので家族や同僚をつれて一緒に利用できるのもいい点です。
一方Amex Platinumのラウンジアクセスですが、Amex のセンチュリオンラウンジを使うことができます。普通のラウンジよりも綺麗、快適、食べ物もおいしいと素晴らしいラウンジですが限られた空港にしかありません。それが唯一の難点です。
その他にデルタで旅行の際はデルタラウンジを使うこともできます。
デルタラウンジはユナイテッド、アメリカンのラウンジよりも質も高いのでとてもいいですね。ただネックはデルタで旅行している時にしか使えないこと。
そしてGlobal loungeが提携しているラウンジにもアクセスすることができます。
ラウンジ数も多く大きな空港には必ずアクセスできるラウンジがあります。
ラウンジアクセスだけで考えるとAmex Platinumは一番優れています。特にセンチュリオンラウンジが無料で使えるというのは旅行での乗り継ぎを相当楽にしてくれると思います。
ホテルステータス
Amex Platinumを持っているとヒルトンゴールド、SPGゴールド、マリオットゴールドが自動的にもらえます。
ヒルトンゴールドはヒルトンでの朝食が無料になります。マリオットゴールドもマリオットで朝食が無料になります。
ヒルトンまたはマリオットホテルのどちらかをメインに使う人にとっては価値のあるベネフィットです。
朝食が無料というのは家族で旅行する際とても重宝する1つのベネフィットだと思います。
無料インターネット
Amex Platinumを持っているとホットスポットWi-Fiを無料で使うことが出来ます。
使える場所が限られていることと、ホテルには無料Wi-Fiがあること。
空港ラウンジは無料でWi-Fi-が使えることを考慮すると特に使えるベネフィットではありません。
なので個人的にはこれはあってもなくても特に気にしません。
ポイントトランスファー
これは人によってどのエアラインにトランスファーして、特典航空券を購入するか様々です。
Chaseのポイントはホテルにもエアラインにもトランスファーできるので、選択肢があって好きです。特にハイアットにトランスファーできることが私にとって一番ポイントが高い点です。
Amexポイントは基本エアラインのみですが、ANAにトランスファーできます。
アメリカ⇔日本往復が55000ポイントでできてしまうので、日本行きチケットを購入したい人はAmexポイントかなりお勧めです!
あとはデルタにもトランスファーできます(場合によってはデルタかなり使えることもあります)
Citiのポイントはトランスファーはできますが、提携パートナーがあまりよくありません。
唯一使えるのはシンガポール航空ぐらいでしょうか。
よってこの点では明らかにCiti劣っています。
ポイント
普段使ってポイントを貯めるのであればChase Sapphire reserveが一番ですね!
その他のベネフィット
Amex PlatinumはUberが年間200ドル使えます。
頻繁に使う人にとってはうれしいベネフィットですね。しかし田舎に住んでいる人にとってはあまり意味がないベネフィットです。
自家用車がない人で、時々タクシーを利用する人にとってはこの200ドルUberクレジットはいいベネフィットでしょう。
UberEATSが使える地域に住んでいる人はこのUberのクレジットをUberEATSとして使うことができます=無料でランチやディナーを購入できる!(駐在2年目さん情報ありがとうございました)
Amex Platinumを持っているからアクセスできるディスカウント高級ホテルがあります。
それがAmex Fine Hotels & resorts。リッツカールトン、フォーシーズンなど高級ホテルを他のサイトで予約するよりも安く予約でき、そして時には滞在中に使えるクレジットなどもついてきます。
高級ホテルしかないので、高級ホテルは現金では泊まりたくない!という人には価値がありません(私は今までこのベネフィットを一度も使ったことがありません)
Citi Prestigeには4泊目無料というベネフィットがついてきます。
どこのホテルに泊まっても4泊目は無料になります。
とてもいいですよね!!もし、ホテル宿泊は現金で支払う予定の人であれば。
私はホテルはポイントで宿泊したいのでこのベネフィットには興味がありません。
まとめ
ちょっと長い記事になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございます。
1つ1つベネフィットを比べてみました。全てのベネフィットを総合して考えると、大雑把ですがこんな結論になります。
旅行をたくさんする傾向がある人でヒルトン&マリオットが好きな人、または日本行きチケットを購入するためにポイントを貯めたい人→ Amex Platinum
普段からポイントを貯めハイアットでポイントを使いたいと考えている人→ Chase Sapphire reserve
たくさんトラベルクレジットをもらいたい人→ Citi Prestige
もし私が3つのうちどれかを選ばないといけない(過去に作ったことがないと仮定)と仮定るすと、今の私ならChase Sapphire reserveを選びます。理由はハイアットにトランスファーできるポイントが欲しいから。
一番最初のちくわぶさんの質問に答えると、
もしAmex Platinumの入会ボーナスが100000ポイントでないのであれば、私ならCiti Prestige。
理由は、トラベルクレジットに規制なく使えること。
Amexの入会ボーナスは1つのカードにつき1回しかもらえないから、一番いい入会ボーナス(10万ポイント)で申請したいというのが理由です。
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意外に知られていないのですが、AmexのUberクレジットはUberEATS でも利用可能です。
自分はUberを使う事は滅多にありませんが、毎月UberEATS でランチをオーダーして使っています。
UberEATSのサービス提供エリアに住んでる方なら、毎月無駄なくクレジットを利用できますよ。
駐在2年目さん
コメントありがとうございます!
アメックスUberクレジットのいい使い方ですね!
確かに仰る通りUberEATSがあるところに住んでいる人にとっては年間約200ドル分を無料で使うことができるのでいいですよね~
私の住んでいるところは田舎なのでUberEATSなんてファンシーなサービスはありません(泣)
話はちょっとそれますが、アメックスプラチナを使ってのUberは普通よりもレートが割高になるという報告もちらほらあるようです。
陸さん、
記事を書いて頂き、ありがとうございます。大変参考になりました。
Chase reserveが一番魅力的ですが、 Chase preferredとunlimitedを
既に所持しているので今回は外しました。
どちらのカードも一長一短で良い悪いの判断が難しいですね。
自分のライフスタイルに両方のカードが合うかを良く検討してみます。
年会費が高いので、家内を説得するのも一苦労ですので。(笑)
ちくわぶさん
こちらこそトピックの提案ありがとうございました。
いつかやろうやろうと思っていたのですが、なかなか取りかかれなかったところ、ちくわぶさんのコメントで背中を押されようやく書きました(笑)
クレジットカードはうまいこと作られていますよね。
同じような年会費でも良し悪しあり簡単にどちらがいいと言えません。ケースバイケースですね。
年会費は高いですが、入会ボーナスとベネフィットを十分に利用しての旅行を奥様に体験してもらえばきっと次からのプレミアムクレジットカードを作る時は説得するのが簡単になると思います。
陸様、またもや、貴重な情報をありがとうございます。
年会費が高いですが、高い年会費分以上のリターンがあるんですね。
Citiで、75000の入会ボーナスをやっていて、いいなーと思っていました。
でも、Thank Youポイントって使い道がどうですか?私の使いたいものは、日本行かハワイ行きのエアチケットなので、あまり使い勝手が良くないのかな。と思いました。
チケットを集めることに集中すると、ANAを集めたらいいと以前にアドバイス頂いたので、今の私のクリテリアからすると、Amexが一番良いのかな?と思いました。以前、100000入会ポイントというのを見て、いいなぁ。と思ったのですが、何せ、Minimum Spendが3か月以内に10Kで、かなり厳しいかな。と思って躊躇してしまいました。
陸様なら、どうやって10Kを3か月以内でクリアーしますか?
私たちは、Plastiqでモルゲージを払っていたのですが、Amexはできなくなっちゃったし、10Kクリアーはかなり厳しいです。
あと、Amexのトラベルクレジット、ラウンジや荷物代などしかでないですよね?Amexはギフトカードも駄目なんでしたっけ?トラベルクレジットの使い方を良ければ教えて下さい!
YYさん
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り年会費が高い分リターンが大きいものがほとんどです。なので上手に利用することで年会費以上のリターンは間違いなくあります。
Thank youポイントを使えばシンガポールにトランスガーしてハワイ行きの特典航空券をゲットできますよ。
10kをクリアするのは確かに大変ですね。当時はギフトカードを購入したり、Plastiqを使ったりしましたが今10kをクリアしようと思うとなかなか方法がないのが現状です。。。(アメックスでなければギフトカード購入やPlastiqも利用できますが)
トラベルクレジットはルール上ギフトカードは対象外ですが実際は大丈夫です。
陸様、ご回答ありがとうございました。
昨日の記事拝読しました。シンガポールマイルを使ったら、アラスカン25Kマイルでハワイに
行けるんですね!又もや貴重な情報をありがとうございました!
そしたらPrestigeで75Kサインアップボーナスの時にアプライしたら、3人分のハワイ行きチケット、
ゲットできますね!AmexのMRが50K以上あるので、これで5人分行けるかも!
マスターカードの方が、Plastiqも使えるし、7500ドルミニマムスペンドと若干ですが低めなので、なんとかクリアーできるかも!?
日本行はマイル数が高いので、ハードル高かったですが、ハワイのポイントだったら、希望の光が見えてきました 笑
これだけハワイに少ないマイルで(しかも空席がたくさんある)行けるのはすごいですよね。
日本行きは確かに家族の人数が多くなればなるほど大変ですね。家族が多い場合の日本行きチケットはマイルでカバーできた分は節約できた!というように考えるとうまくいくと思います。
マスターはPlastiq使えるのでローンも問題なく支払えます。なので3か月で7500ドルだったら十分可能だと思いますよ。