バックグラウンド
最近ポッドキャスト【I Will Teach You To Be Rich】というのを聞いています。Ramit Sethiという有名なインド系アメリカ人のポッドキャストです。Netflixのショーにもなっているようです。
内容はファイナンスに問題があるカップルの話を聞き、問題を解決していくというものです。色んな状況のカップルが出ていますが1つだけ共通することがあることに気づきました。
この記事ではそれに関して書いていこうと思います。
収入、借金額、投資額に関係なく根本的にある問題
ファイナンスに問題を抱えるカップルが出るポッドキャストなので収入が少ない、借金が多額にある、投資が全くない。という人たちだけなんだろう?と思っていたのですが、実はそうではありません。
5ミリオン以上Assetがある人達も出てきます。MDで年間700kほど稼ぐ人も出てきます。もちろん逆に収入30kの人も出てきます。
Ramitとカップルの話を聞いていると、持っているお金の金額(数字)が大切なのではなくお金に対する気持ち(Emotion)が大切だということを学びました。
老後安心できるだけの蓄えが欲しい。というカップルにどれぐらいの金額があれば安心なのか?と聞くと「〇ミリオン」などの答えは返ってくるけど、Ramitは「じゃー〇ミリオンがあればお金に関する悩み全てなくなる?」と聞きます。
するとほとんどの人は考えて、数字ではない。という結論に至ります。数字じゃなければなんなのか?
お金に対する考え方は生まれ育った環境で大きく左右される
どのエピソードも必ず自分が育った環境で親からお金に関することでどのようなことを学んだか、または学ばなかったかという話をします。
聞いていると面白いことに、ほぼ100%のカップルは両親のお金に関する考え&習慣をそのまま取り入れている点です。例えば、常に節約しなさい。人生何があるかわからないから。と教わって育った人は、資産が何ミリオンとあっても節約することが当たり前となりお金を使えない。
逆にお金は入ってきたら使うもんだ。月々のBillさえ払ってれば問題ない。と親から教わった人は、投資などはしないで収入のほとんどを使ってしまう。
面白いなーと思って自分はどうかな?と考えてみました。私はアメリカ留学はさせてもらいましたが、留学生の中ではかなり実家は収入が少ない方だと思います。少し親を無理させて留学させてもらいました(借りた奨学金は全額親に返しました)
そして田舎育ちです。親がお金に関する話をしているところをあまり聞いたことはありませんでした。節約しなきゃいけない、とちょくちょく聞いてはいましたが、どのようにしてお金を貯め、増やしていくかなどの会話は一切聞いたことがありません。
振り返って見ると、私が「アーリーリタイア」に興味を示すまでは投資など興味はありませんでした。節約はして少しは貯金して車の修理代ぐらいは簡単に出せるようには残高ありましたが、それ以外は使う時は使う感じでした。社会人になって401kがありましたが、老後にしかもらえない口座にお金を入れる意味がわからなかったのでCompany matchすら入れていませんでした。
その当時の私がそのまま「アーリーリタイア」に出会わずに過ごして来たら、恐らく投資などはほとんどしなかったでしょう。まさにポッドキャストに出演するカップルのようになっていた可能性大です。
唯一彼らと違う点は、私の場合偶然ですが「アーリーリタイア」という考えにハマったこと。その知識を自分で身に着けたことです。ファイナンスに関しては自分から自ら学ばないと育った環境と同じことを繰り返す可能性が高いんだろうと感じました。
家庭内で常にお金の話(貯め方、投資の仕方など)をしている家庭で育つと自然と給料をもらい先に投資口座にトランスファーして残った金額で生活する。という考えが普通となるので、ファイナンス的に将来成功しやすい傾向がある。
親の世代の会社の在り方と今は違うし、アメリカなら昔はPensionありましたが、今ない会社がほとんどです。なので親のお金の運用の仕方をそのままマネしたとしても自分たちの世代では通用しないことも多々あるのではないかと思います。
まとめ
今の時代はこのように自分以外の知らない人のファイナンスの状況を聞いて学ぶことができます。育った環境は良い、悪いは別にして、今の自分が変えることはできません。変えることができるのは今の自分の行動。
「知識は力なり」という言葉がありますが、マイル&ポイントもそうですが、ファイナンスにも通用する言葉なんだなーとこのポッドキャストを聞いていて思いました。
自分で知識を身に着け、そこから自分に最適なように適用していくというのがとても大切。知識はあるだけでは使い物にならない。使ってみて初めて価値が出ます。
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