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バックグラウンド
在宅が3月に始まり、平日はずっと家。週末は必要最小限の外出のみの生活が9ヶ月。休みがあっても出かけることもなく、仕事はしなかったとしても全く休んでる気がしなかった9ヶ月。
トラベルブロガーとして空港やホテルに1歩も踏み入れなかった9ヶ月。
その9ヶ月に終わりがきました。
先日、無事にクリスマスにボラボラ旅行することができ、1年ぶりにリラックスできました。飛行機に乗るのは実に11ヶ月ぶりでした。(正確には333日)
でも旅行に行けるまで実は色々ありました。この記事ではどんなことが起き、どのように対処したのか?をシェアします。
最後に今回のフレンチポリネシア旅行は合計でいくらかかったかも公開します。
まずはこれ↓
月曜の朝起きてフライトキャンセルのメールは精神的に大ダメージ😱
Air FranceがLAX-PPTフライト3月下旬までキャンセルしました~ pic.twitter.com/eRLQDhMjMj
— アメリカ🇺🇸在住陸マイラーKaz (@rikumiley) November 16, 2020
Air FranceのLAX-PPT便
アメリカのLAXとフレンチポリネシアのタヒチPPTを結ぶ便はAir FranceとAir Tahiti Nuiの2社が運行しています。元々PPT-LAXのフライトは最終目的地がCDG。LAXは給油ポイントなんです。
どちらもフランスのエアライン。ヨーロッパの人はアメリカに入国できないという制限をアメリカ政府は設けたので、フランス⇒LAX⇒PPT(逆も)と移動することができなくなりました。
理由は、アメリカでの乗り継ぎは必ず入国(イミグレ通って、税関)しないといけないためです。ヨーロッパのパスポートホルダーはアメリカ入国できません。
ということはCDG-LAX-PPTというフライトを使うことは不可能。
そこでAir FranceとAir Tahiti NuiはCDG-YVR-PPT、カナダのバンクーバー(YVR)経由でPPT行きのフライトをずっと就航させてきました。
カナダは乗り継ぎの場合は入国しなくてもいいので、飛行機の機内にそのまま座っていられます。
あと、カナダはアメリカみたいにヨーロッパ人を入国禁止にはしませんでした。
よって、ヨーロッパに住んでいる人でタヒチに旅行したい人でもYVR経由なら可能でした。
アメリカからは3日以内のPCR検査が陰性であればフレンチポリネシアに旅行できます。
カリフォルニアからは近いのでホリデーシーズンはチケットが高くても富裕層なら旅行するだろう!と予想してAir FranceとAir Tahiti NuiはCDG-YVR-PPTとは別にLAX-PPTのみのフライトを売りに出しました。
Air Tahiti Nuiは7月にフレンチポリネシアがOpenしてからずっとLAX-PPTのフライトを飛ばしていますが、たまたま私が予約したAir FranceのLAX-PPTのフライトはキャンセル続きでした。
最初に9月からのフライトがキャンセルになり11月以降となりました。それが12/15以降になり。
最終的に3月下旬までキャンセル。それが記事冒頭のツイートです。
この一連の流れを私は知っていたので、11月にフランスで感染者数が多くなり、ロックダウンされたと聞いて、「もうだめかも」と思って覚悟していました。なのでびっくりしたけど想定内。
解決策
アメリカからタヒチに行く方法はこの時点で2つのみ。
Air Tahiti NuiのLAX-PPT
か
UnitedのSFO-PPT
のみ!
Air Tahiti NuiのフライトはAAマイルを使って予約できますが、我が家のAAマイルは人数分の往復を予約するほどありません。ということでUnited一本になりました。
できればマイル使って予約、無理だったらURポイント使ってチケット購入。チケットの値段があまりにも高かったら諦める。そう決めていました(キャンセルされたのがほぼ1ヶ月前だったので、チケットの値段が高くなることは想定内)
月曜の朝にキャンセルの連絡が来ました。その時期私は仕事が忙しかったのでチケットの予約がすぐにできませんでした。
友達家族の奥様はソッコー行動してチケット抑えてました(SFO-PPT往復が1人800ドル程度だったようです)
夜になってやっと時間ができた私はパソコンに向かいUnitedのチケットを調べたら・・・
友達家族と全く同じチケットSFO-PPT往復が1人1,100ドル。
オースティン発着にすると3人で5,200ドル😂
ボラボラ現地での出費もあるんで、さすがにこれは無理と判断。
全てカバーするだけのURポイントもありませんでした。
マイル使って特典航空券予約すればいいか!と思って調べましたが、1人片道110,000マイル(以前は50,000マイルほどでした)
恐らく友達家族のチケットと特典枠が一緒のもので、InventoryがなくなりSaver awardの空席はなくなった結果だと思います(同じ便に乗ろうとすると空席なくなると、どちらかが高い値段払わなきゃいけないケースも出てきます)
以前の予定で行けないならちょっとずらすしかない。
予定の出発日は19日でしたが、それを17日にするとだいぶ値段も下がりました。オースティン発着で3人分が3,665ドルに。
これなら全部URポイント(244,374 URポイント)でカバーできるからOKかなーと思い、次にホテルもポイントで取れるか確認。
(チケット予約してホテルないから現金で泊まるんじゃー厳しいです。宿泊日数も増えますし)
ちなみにUnitedのマイル使ってSaver awardだったとしてもエコノミー往復は80,000マイル必要です(超オフピークなら稀ですが、往復50,000マイルあります)
マイルを使ったとしても3人で最低240,000マイル必要となってしまうので、今回はURポイントで予約してしまった方が得。マイルもたまりますしね!
フライトとPCRの間隔が命
Unitedのタヒチ行きフライトは毎日運行していません。
週3回程度です。
タヒチに行くのにPCRの陰性を証明する必要があります。そのPCRはフライトの3日前に受けないといけない。
そしてオースティン周辺だとPCR検査の結果を48時間以内で出してくれる所は週末休み。
ここにチケットの値段、ホテルの空室状況なども考えて予約しました。
正直今までたくさん特典旅行予約してきましたが、今回は一番複雑でした。でもこれができたので、今後の自信になりました。
最終的な予定&費用
使ったポイント
AUS-SFO-PPT往復:3人で3,665ドル=244,374 URポイント
1泊目Intercontinental Tahiti: 50,000ポイント(現金だと31,198 XPF)
2 -3泊目Hilton Moorea: 160,000ポイント(現金だと130,730 XPF)
4-9泊目Conrad Bora Bora: 445,000ポイント(現金だと1,010,210 XPF)
King Garden View SuiteがKing Overwater Villaにアップグレードされました←4カテゴリーほどのアップグレード
移動費
タヒチ空港(PPT)からIntercontinental Tahitiへの移動はタクシー: 2,500 XPF
Intercontinental Tahitiからフェリー乗り場はタクシー: 2,500 XPF
TatihiからMooreaのフェリー: 2,900 XPF
Mooreaのフェリー乗り場からHilton Mooreaの移動: 3,500 XPF
Hilton MooreaからMoorea空港の移動: 3,500 XPF
Moorea – Bora Bora – Tahitiのチケット: 140,000 XPF
ボラボラ空港(BOB)からConradまでのボート往復: 27,800 XPF(12最以下は無料。今は大人15,000 XPFになりました)
ホテルでの出費(アップグレード&食費&スパ)
Intercontinental Tahitiでの食費: 8,440 XPF
Hilton MooreaでPanoramic overwater bungalowアップグレード: 40,000 XPF
Hilton Mooreaでの食費: 14,380 XPF
Conrad Bora Boraでの食費: 139,500 XPF(クリスマス・イブディナーが大人25,000 XPF &12最以下は半分ですが、ちょっとした方法で大人20,000 XPF、子供は半額になりました)
アクテビティで使った費用
Mooreaでのアクテビティ: 268.24ドル (Half day Snorkeling & Lunch Tour)
Bora Boraでのアクテビティ: 0ドル
コロナ禍の旅行で余分にかかった費用
PCR検査: 300ドル
旅行健康保険: 69ドル
マイル&ポイント以外で使った現金の金額が合計4,487.44ドル
100 XPF = 1 USDぐらいでした。
現金カバーするために私がやったこと
私がこのまま現金支払って
「マイル&ポイントを使えばほぼ無料で豪華な旅行ができる!」
とマイル&ポイントの宣伝すると思いますか?
使う現金はできる限り少なく!それが私のモットーです。
Bank bonusを利用して現金を貯めました(どのBank bonusをやったかはコミュニティでレポートしています)
Sapphire ReserveのPay yourself backも利用してURポイントを現金化しました(なぜ現金化したのか?もコミュニティ限定のポッドキャストで解説しました)
その合計がこちら↓
Bank Bonus
NorthOne: $600
Broadway Bank: $400
CapitalOne: $800
UMB: $1,000
Citi: $400
Pay yourself back: $2,851.72 (=190,106 URポイント)
Ritzトラベルクレジット: $300
Hilton Aspire Resortクレジット: $250
合計: $6,601.72
この金額を実際使った金額から差し引くと・・・・-$2,114.28。計算間違いじゃーありません。クレジットカード、マイル&ポイント&銀行口座ボーナスを利用して出費ゼロでフレンチポリネシア、ボラボラとモーレアに合計9泊してきました。
まとめ
AUS-SFO-PPTの飛行機代が現金だったら3,665ドル
ホテルが現金で泊まっていたら11,721.38ドル
その他の出費が4,487.44ドル
合計19,873.82ドルのモーレア&ボラボラ旅行をマイル&ポイント、さらにBank bonusなどを最大限に利用した結果
使ったポイントは899,374ポイント
使った現金は0ドル
9泊のフレンチポリネシア旅行がマイル&ポイント使ってこんなにも節約しながら旅行できました。しかも8泊は水上ヴィラ!
言うまでもなく、もしマイル&ポイント貯めていなかったらフレンチポリネシアに行くことすら考えてませんでした。行けたとしても5つ星ホテルではなく、無名の2~3つ星ホテルかAirbnbだったでしょう。そして水上ヴィラに泊まることなんてなかったはずです。
マイル&ポイントには夢があります。経済的に不可能な旅行を格安ですることができる!去年のモルディブ旅行、3年前のボラボラ旅行、そして今回のモーレア&ボラボラ旅行は我が家にとってマイル&ポイントがなかったら実現しなかった旅行です。
我が家と同じ様にマイル&ポイントでほぼ無料で旅行してみたい!という方には今1ヶ月限定(12/10-1/10)で販売しているオンラインコースがおすすめです。
私のマイル&ポイント全ての知識をわかりやすいレクチャー形式で解説しました。ブログ記事の様に文章のみで学ぶのとは、理解するスピードで雲泥の差が生じます。ぜひ一番の近道を選んでください。
ホテルのレビューは後日公開します。
ホテルのレシート公開
実は行ってないんじゃない?と思ってる方へ。証拠としてホテルでの出費を公開します。本当にマイル&ポイントを利用すれば旅行を無料にすることが可能です!
Intercontinental Tahiti
Hilton Moorea
Conrad Bora Bora
陸さん
9か月の自粛期間を経て行けたボラボラの感動はひとしおですね!1読者としてもとても嬉しいです!
また早く自由に旅行できる日が来ますように♪
本年もお世話になりました!
また来年も宜しくお願い致します。
YK
YKさん
ボラボラの旅行派2020年1月に予約したものですが、偶然フレンチポリネシア入国はPCRが必要でしかもビーチリゾートだったので、全てのアクティビティが外。
ということで行ってきました。もしこれが都市を駆け巡るような旅行だったり、NYやLAなどの都会のホテルへの旅行だったらキャンセルしてました。
久しぶりに自分が住むアパートの半径10分よりも外に出ました😁